容姿の時代 の商品レビュー

酒井順子(著者)

2017/04/06

「着用」と「脱衣」時の二つのパターンにおいてのそれぞれの考察はとても見事でした。
面白く読めたが、果たしてここまで他人が人の容姿に目を向けているかというと、自意識過剰かなという気はしましたが。

2011/09/15

服装や容姿について
何故そのような格好をするか、その格好によってどう見られたいか、更にはそうした格好の人の人生観まで
女性目線で面白く語っている。

日本人の村社会っぷりを実感。

「ＯＬ」は、男性以上に容姿に気を配らなければならない女性の心情を赤裸々に語っていてなる程と思った。
「おたく」を"本能に捕らわれない新人類"と称しているのが面白い。
「かわいい」が"かわいいと言っている自分を可愛いと思って欲しい"という事の現れ というのは何となく納得。

2011/08/20

「靴は（下着の）パンツと同じような役割を果たす存在」とまで言ってしまう論理はどうかと思いますが、なんとなく納得するようにちゃんと説明されていて、へえ〜と思ってしまいました。どうがんばってもまず第一に目に入ってくるのは「容姿」。それについてどう対処するかに、その人の特性がみえてくる。人って、女って、面倒なんですねえ。

2009/10/07

■あらすじ。
酒井順子のエッセイ。

■読書感想文。
こんなにも人の目を気にして生きているとかなり疲れそうだ。
自分にも置き換えられる部分はあるけど、かなり気にし過ぎじゃね？

2009/10/04

中でも「ヤンキー」「おたく」「女性誌」「ださい」が秀逸。日本人のダサさが徐々に市民権を得なくなってきた今、みんなが非ダサであることが求められてきているとの評論は興味深い。著者の視線がモテ女に対する羨望だとの指摘が他レビューに見られたが、私は彼女が随分冷静な目でみているなと思った。これだけ分析できれば日本での生活もなかなか楽しいかも。