刀と首取り の商品レビュー
日本の昔の戦争といえ…
日本の昔の戦争といえば、刀で切り結ぶチャンバラを想起するが、本書では、戦いの主体は遠戦で、石つぶて・弓矢・鉄砲であったことを証明し、刀は、とどめを刺し首を取るための道具、そして神宝としての意味を持つものであったとする。
文庫OFF
[ 内容 ] 戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。 では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。 日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明す...
[ 内容 ] 戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。 では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。 日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。 日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。 [ 目次 ] 第1章 刀についての素朴な疑問 第2章 刀はどう見られていたか 第3章 武器としての刀-幻想と現実 第4章 戦った刀たち 第5章 首取りと刀 第6章 刀と首取りの行方 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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歴史好きならば必ず読まないとならない一冊。 武士は刀で戦わなかった。 早い話が、それがこの本の趣旨だ。 武士は刀で戦わなかった。 大事なことなんで二度言いました。 日本には伝統的に遠戦志向がみられる。 接近戦では槍。遠距離では矢。後に銃。 では刀は何に使われたか? それは書...
歴史好きならば必ず読まないとならない一冊。 武士は刀で戦わなかった。 早い話が、それがこの本の趣旨だ。 武士は刀で戦わなかった。 大事なことなんで二度言いました。 日本には伝統的に遠戦志向がみられる。 接近戦では槍。遠距離では矢。後に銃。 では刀は何に使われたか? それは書名の〝首取り〟。 刀は戦場の脇役に過ぎなかった。 映画や小説によって歪められた〝刀〟の実像を 戦国期の一次資料から太平洋戦争での使用例と証言などから分析。 武器としての欠陥や、〝美術刀〟については目からウロコが落ちること間違いなし。 さらに刀に込められた信仰や霊性についての考察を交え、 日本人にとっていかに〝日本刀〟が特別か?について書かれている。 これを読むと、戦国時代から江戸時代にかけての時代劇が陳腐に見えてしまう。。。
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