人間はなぜ戦争をするのか の商品レビュー

日下公人(著者)

永遠のナゾともいえる…

[文庫ＯＦＦ]

永遠のナゾともいえるだろう。歴史を見ている限り、常に争いの歴史だったことは明白。

2013/06/03

戦争を起こさないためには、平和、平和って叫んでいるだけではダメだ、むしろ戦争を呼び込んでしてしまうよ、戦争がどのように起こるのか、どのように終わらせるのか、どのような戦略・設計があるのか、軍隊というのはどのような組織か、それを知らなければならない、という一冊。戦後に教育を受けてきた日本人はあまりにも知らなさすぎるということらしい。タイトルと関わる内容は、第1章と最終章にまとめられています。真ん中の章は、保守系の人が良く話す、大東亜戦争の細々とした史実、真実、慰安婦問題のこと、などの具体的な話題が羅列してあります。知らない人は読むと良いとは思いますが、知っていると「またこの話か」という程度のお話し。朝鮮戦争でアメリカが行ったことは、日本が明治から昭和に掛けてロシア・ソ連の南下を恐れて朝鮮に侵攻していったのと同じ、という指摘はなるほどと思った。