サイレント・ボーダー の商品レビュー

永瀬隼介(著者)

2017/02/12

　人はなぜ殺人者となるのか？　少年犯罪、家庭内暴力、そして理想に燃えた若者たちが陥る集団的狂気・・・。様々な社会病理を背景に、いま究極の殺人者が姿を現わす。（帯より）
　読んでいる最中に「心の闇に潜むモンスター」という言葉が頭に浮かんだ。全然内容は違うが、浦沢直樹さんの「ＭＯＮＳＴＥＲ」という漫画と、どこかリンクする部分があるような気がした。
　前半は、多様な登場人物が絡み合うまでの語りなので、ゆっくり物語が進みます。が、ストーリー半ば、仙元麒一の家で事件が起こった後は、徐々にテンポアップして、ラストまで一気に読み進めます。

2010/05/21

古い作品なんですけど、これだけ読み逃していたので。堪能しました。最近の永瀬は当たりが少ないと感じてたんですけど、やはりこの頃の方がよく書けていたように思います。サイコパスの描き方が秀逸です。

2009/10/29

恐怖や痛み、悲しみを感じることができない。
そんな人間の行く末は、ヒーローか。それとも狂気の殺人者か。。

人死にすぎっ！（汗
でもハードボイルドってこんなもんかしら・・・

2009/10/04

一気読みした作品。やりすぎ、詰め込みすぎ、最後ちょっとがっかり。でもなかなかよかったのではないかな。