降魔の剣 の商品レビュー
とにかく景一郎がかっ…
とにかく景一郎がかっこいい。ハードボイルド好きの方にもお薦め。
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焼物づくりに精を出し…
焼物づくりに精を出し、一時は「けだもの」から「人間」へと戻ったかに見えた景一郎。しかし、ある騒動に巻き込まれて、再び「けだもの」の血が騒ぎ出します。焼物をつくっている大人しい景一郎も良いですが、でもやっぱり来国行を手にばったばったと敵を斃す景一郎が一番格好良いですね。ここまで強い...
焼物づくりに精を出し、一時は「けだもの」から「人間」へと戻ったかに見えた景一郎。しかし、ある騒動に巻き込まれて、再び「けだもの」の血が騒ぎ出します。焼物をつくっている大人しい景一郎も良いですが、でもやっぱり来国行を手にばったばったと敵を斃す景一郎が一番格好良いですね。ここまで強い主人公が、この先どうなっていくのか。続きが気になるところです。
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とうとう父を追い詰め…
とうとう父を追い詰めた景一郎。父を探す旅をしている間にも景一郎は様々な剣客と闘い、腕を上げていく。「ハードボイルド時代小説」という雰囲気の作品に仕上がっている。
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日向景一郎シリーズの…
日向景一郎シリーズの第二弾。人間らしい生活をするため焼き物作りに精を出す景一郎が獣に変わる。
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鬼は人にはなれない。 「死はどこにでもあった。近づくか遠ざかるか、それだけの違いだった」 どうすればこんな生き方ができるのだ。死体の山の上を歩き、父なる人さえ斬って生きてきた。 阿芙蓉絡みの事件に巻き込まれているだけであり、自ら人を斬ろうとしているわけではないが、どうしてもけだも...
鬼は人にはなれない。 「死はどこにでもあった。近づくか遠ざかるか、それだけの違いだった」 どうすればこんな生き方ができるのだ。死体の山の上を歩き、父なる人さえ斬って生きてきた。 阿芙蓉絡みの事件に巻き込まれているだけであり、自ら人を斬ろうとしているわけではないが、どうしてもけだもでいざるを得ない。 誰も景一郎を斬ってやれる人間はおらず、畑の肥やしになっていくだけだ。 絶対的存在であった祖父を斬ろうとし、そして自分自身を斬ろうとしてもそれは幻影にしかすぎない。 阿芙蓉を巡って、というストーリーがあり、前作より人を斬る理由は分かりやすい。けども、なぜ人を斬るのか、などという問いは景一郎にとっては無駄なこのなのだろうな、とも思う。 景一郎など好きでもないのに、どうしても読むのをやめられない。
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一巻より!二巻の主人公にひかれる。 この著者の本を読むたびに人の強さ・弱さについて考えさせられる。
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日向景一郎シリーズの第二弾である。あれから五年。旅を終えて江戸に住居を移し、景一郎はひたすら土を練り始めた。 大人のエンタメである。婦女子にはお勧めできない。いや、別に読んでも違法では無いのだが、「こんなに不道徳で、いやらしいくて、人でなしの男たちが登場する話を読ませて、許さな...
日向景一郎シリーズの第二弾である。あれから五年。旅を終えて江戸に住居を移し、景一郎はひたすら土を練り始めた。 大人のエンタメである。婦女子にはお勧めできない。いや、別に読んでも違法では無いのだが、「こんなに不道徳で、いやらしいくて、人でなしの男たちが登場する話を読ませて、許さない!」と怒られても私は関知しないという意味である。 父親の子ども森之助と叔父の鉄馬と共に暮らしている。景一郎の強さは既に鬼神の域にある。人ではない。鬼から人になろうとしていたのだろうか、土を練りながら人になるときもある。鉄馬は女に溺れ、左腕を失くし、死亡フラグは思いっきりずーと立っていたが、なぜか生き残る。森之助は不気味に育っている。 強いとは何なのか、とふと思ったりする。 景一郎は、陽炎の中に榊原を見ていた。鬼は、どこなのか。また、俺の心に戻ったのか。ふるえる。なにかが、ふるえはじめる。駆けていた。榊原も。陽炎が消え、すべてが鮮明になり、自分の息が聞こえ、蹴散らされる土が見えた。駆けている。鬼。追っているのか。追われているのか。(286p) 2014年1月24日読了
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日向景一郎シリーズ2。亡き祖父からの使命を果たし、一旦旅は終了。日々陶芸を究める景一郎。蛇の殺し方が流石。 1作目に比べて非常に動きが少なく物足りない。シリーズ3への布石。
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日向景一郎シリーズ第二作。女にのめり込む剣客を尻目に益々鬼神と化していく姿は正に降魔。次はどこまで獣になるのか、楽しみなような、不安なような。
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弟森之助や伯父鉄馬と共に、向島の薬草園で、焼き物を焼いて暮らしている景一郎。 前作よりも落ち着き気味・・・でも強さは相変わらず。次作も楽しみ。
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