正義をもとめて の商品レビュー
恥ずかしながら『ある晴れた夏の朝』を読むまで戦時中日系米人がアメリカ本国でどんな扱いを受けていたか知らなかったのです。 ユダヤ人差別とか、はだしのゲンの朴さんとか、イスラム国と区別のつかないアラブ人とか、慰安婦問題とか、国のトップの謝罪対応とか、なんだか色々なものを連想した。 実...
恥ずかしながら『ある晴れた夏の朝』を読むまで戦時中日系米人がアメリカ本国でどんな扱いを受けていたか知らなかったのです。 ユダヤ人差別とか、はだしのゲンの朴さんとか、イスラム国と区別のつかないアラブ人とか、慰安婦問題とか、国のトップの謝罪対応とか、なんだか色々なものを連想した。 実際のところ何が正しいのかは別として。 イスラム国の騒ぎでアラブ人をまるごと入国拒否、みたいな話のとき、そうは言っても国家破壊の可能性が潰せないなら、国を守るにあたりこの扱いも仕方ないのでは、と思ったことを思い出したけど、この人たちは自国民だし、ドイツ系やイタリア系の白人にはお咎めなしだったわけで。 それまで良く知る間柄なら突然差別を始めるのも酷い、とか、でも長年かけてスパイとして潜む戦法もあるし、とか、信頼があるか否かを基軸にしたらその基軸はないも同然だし… 戦時中のことに限らず昔の選択を今の基準で裁くことはできないんじゃないかと思いつつ、ブッシュ大統領が謝罪したことは喜ばしく思う一方で、慰安婦問題に日本が謝罪することには抵抗があったり、でも慰安婦についてはもう「不可逆的な解決」をしているし… 自分の中の矛盾した差別心に気付かされたような気がします。 それにしても… 「米国は二度と同じ過ちを犯すことはないでしょう」か…
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図書室で見かけて読んでみたいな、と読んでみました。 児童向けなのでさらり、と簡単に読める本でした。 もう少しきちんと調べてみような、と思いました。 湾岸戦争の時、イスラム系の学生さんが肩身が狭そうにしていた様を思いだしました。でもつい最近の震災でも信じたくないことですが外...
図書室で見かけて読んでみたいな、と読んでみました。 児童向けなのでさらり、と簡単に読める本でした。 もう少しきちんと調べてみような、と思いました。 湾岸戦争の時、イスラム系の学生さんが肩身が狭そうにしていた様を思いだしました。でもつい最近の震災でも信じたくないことですが外国人が井戸に毒を入れた、とか言うデマがあったとか言う話を聞きました。関東大震災の時もずいぶん酷い迫害があったみたいです。海の向こうの遠い国の話ではないなあ…と苦々しく思いながら読みました。
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