刑事コロンボ 殺しの序曲 の商品レビュー

ウィリアム・リンク(著者),R.レビンソン(著者),円谷夏樹(訳者)

犯人はＩＱの高い天才…

[文庫ＯＦＦ]

犯人はＩＱの高い天才。コロンボと天才集団との推理合戦は圧巻。いつもの、みすぼらしい、よれよれのコートを着たコロンボが天才の犯人が出題する、偽コイン当てクイズや、ＩＱテストでコロンボは見事正解するシーンは最高です。

刑事コロンボシリーズ…

[文庫ＯＦＦ]

刑事コロンボシリーズ。今回の犯人はIQの高い天才。コロンボが推理合戦を繰り広げるシーンは、面白かった。

2023/03/14

アメリカの作家ウィリアム・リンクとリチャード・レヴィンソンの共著の長篇ミステリ作品『刑事コロンボ　殺しの序曲（原題：COLUMBO: The Bye-Bye Sky High I.Q.Murder Case）』を読みました。
ここのところアメリカの作家の作品が続いています。

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チャイコフスキーの幻想序曲"ロミオとジュリエット"が図書室から流れてくる。
突如、響きわたった二発の銃声！　
射殺された会計事務所のオーナーは、IQの高い天才だけが入会を許される「シグマ協会」の主要メンバーだった。
コロンボは犯人の逃走経路に不審を抱き、現場に居合わせた8人の会員たちと推理合戦を繰り広げる……。
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テレビドラマでお馴染み刑事コロンボ・シリーズのノベライズ版です。

世界トップレベルのＩＱを持つ者だけが入れる国際的なクラブの会合中、メンバーの一人バーティが2階の図書室で殺害された…　一見、物取りの仕業に見えたが、バーティと共に会計事務所を営むオリバーの犯行だった、、、

犯行時、他のメンバーと階下にいたオリバーがどうやって殺害したのか？　コロンボは現場に不審な点を見出し、天才による巧妙なトリックをひも解いていく…　天才犯人と天才刑事の戦い！

犯人がわかっていても面白い倒叙ミステリ…　天才犯人を天才刑事が追い詰める展開を堪能できる作品、、、

レコードプレーヤーのアームを使って通電させ爆竹を爆破させ銃声に見せかけたり、レコードプレーヤーのアームの動きでフェルトペンを落して机の端ぎりぎりに置いていた分厚い辞書を落して人が倒れた音に見せかけたり、傘の中に爆竹や銃を隠したりと、とてもアナログなトリックが印象的…　トリックをほぼ解き明かし、最後は天才犯人の虚栄心を煽って自白させるコロンボの方が一枚上手でしたね。

でも、このトリックシーンって文章を読んだだけではイメージが沸きにくいんですよね…　でも、この作品は1年ちょっと前にテレビドラマ版を観ており、ドラマの映像を思い出して自分の想像力を補うことができたので、問題なかったんですけどね。

訳者の円谷夏樹は、その後、大倉崇裕として作家デビューしており、自身も倒叙ミステリを描いているそうです…　読んでみたいですね。

2022/07/04

「福家警部補」シリーズの大倉崇裕さんが「円谷夏樹」名義で訳した刑事コロンボを読んでみたくて購入しました。

倒叙ミステリーは古畑任三郎と福家警部補を見たり読んだりしてきたので、この作品も同じような感覚で楽しめました。

コロンボシリーズ自体が初めてなので、これから他の作品も読んでみて、それぞれの違いを楽しみたいと思います。

2012/08/25

高IQ集団“シグマ協会”のメンバー達との知恵比べみたいなやりとりが面白い。
犯人の捕まり方が呆気ないのがちょっと残念。

最後のシーンのストックトンとのやりとりが面白い。
流石に証拠品使っちゃ駄目でしょ(笑)

2011/09/16

秀才の犯人とトリック暴きや動機について対決しています。犯人の証拠隠滅作業や秀才グループとのやり取りがいいと思います

2009/10/04

『最後にもう一つ――いいですか？』完全犯罪を企む知能犯を、巧みな駆け引きで崩してゆく刑事コロンボは圧巻。映像も面白いですけど、小説も読み応えは十分です。