炎の背景 の商品レビュー
ピンクル&オッペの魅…
ピンクル&オッペの魅力ある二人が織り成す、ドキドキ、ハラハラの逃亡劇。最後までスピード感があり陳腐な設定ながらも最後まで目が離せない作品です。オススメ!
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気がついたら自分が死…
気がついたら自分が死体と一緒にいた、というシチュエーションは珍しいものではない。しかし、本作はそれを補って余りある魅力を持っている。
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キャラクターがみずみ…
キャラクターがみずみずしく描かれている、上質のサスペンスです。逃げろ! と思わず叫びたくなる。
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逃げる、男と女。行き…
逃げる、男と女。行き先は、無い。目的も、未来も。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前回のシンプルな設定とは全く逆のジェットコースター的逃亡劇でとにかく先の読めない話だった。 『遠きに目ありて』の中の1編にもあったが晴耕雨読の生活をしていた事も一因だろうがなによりも山中の風景や場面を描かせると天藤真氏は無類に巧い。行間から土の匂いや草いきれ、田舎の生活臭が立ち上ってくるのである。山中における逃亡者と追跡者との一進一退の攻防はコミカルながらも真に迫っており、リアルである。 そして今回もまた人物設定が特異で、学生期のトラウマから女嫌いになったヒッピー青年と、同じく学生時代のトラウマから男嫌いになった赤軍派女性を逃亡のカップルに仕上げる辺り、心憎い。 こういった設定では常に逃亡者同士のラヴロマンスが付き物だが、その一歩手前にそれぞれ異性に対する意識の革命があり、あくまでプラトニックな所が初々しい。涼風が心に吹くような爽やかな印象を与えてくれ、9割ほど読んだ時点では4~5ツ星のはずだったのだが、最後の真相及び結末がどうにも消化不良。 これは自分の好みの問題なのだろうが、こういう内容のものに真相に政治的陰謀などが絡むと何ともしらけてしまうのだ。 更に最後のぼやけた様な終わり方もちょっとガッカリ。天藤作品にしてはちょっと凝り過ぎのような気がしてなんとも勿体無い気持ちで一杯なのだ。
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新宿で酔いつぶれた「おっぺ」が目覚めると見知らぬ場所に見知らぬ他人、そして見知らぬ死体が転がっていた?1 殺人の容疑をかけられたまま、二人は逃避行と真相解明に奔走する!!
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