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内田魯庵山脈 の商品レビュー

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2013/12/21

600ページに及ぶ重たい本である 良くわからないままに手にとったが その実焦点のない訳の分からない内容である が、実に内容の深い風物詩というか 思想的なことを対面を気にせずに語り抜いているようだ 自主的な趣味と社会性を持った本業との 二足のわらじを履いた人生を幸せと呼べるのだろ...

600ページに及ぶ重たい本である 良くわからないままに手にとったが その実焦点のない訳の分からない内容である が、実に内容の深い風物詩というか 思想的なことを対面を気にせずに語り抜いているようだ 自主的な趣味と社会性を持った本業との 二足のわらじを履いた人生を幸せと呼べるのだろうか しかも本業で功成り名を遂げた者にのみ 税的にも公に趣味を持つ権利が認められる風潮の中で その主観すらも自主性を欠いた社会的圧力に そそのかされたものではないのだろうか 本物であろうとあえてマイナーな暗闇を高楊枝しながら 迷走した人は山ほどいたのだろう この魯庵なる人もその氷山の浮き出した一角の一人なのだろう 多分著者の山口さんも浮き出た部分の一人なのだろう 自分がこの魯庵に似ていると感じてしまうが 社会の挑発に乗せられて二の舞を踏まないようにしたいと思う 特に「結びにーー切れることのない糸」を読むにつけ ここにコピーしたいと思うほどに 頷いてしまう自分がいるようで寒気がする せめて死ぬまでは海の波間に突き出すこと無く しかも静におそれを知ること無く 無手勝流に冒険を愉しんで自分を全うできればと願う

Posted byブクログ