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サヨナライツカ の商品レビュー

3.7

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    13

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オススメ

青年と謎の美女の出会いと別れ、そして再会。自分が死ぬときに思い出すのは、「愛した記憶」か「愛された記憶」か、どちらだろう。そんなことを考えながら読んでしまう。バンコクを舞台にした、キレイで儚い恋愛小説。

TKS

2022/11/29

彼らのように、出会って恋をし、それが短い時間だったであるにもかかわらず忘れられない人となってしまった人がいる。 誰にでもいるんだなあ、そんな「忘れられない人」を亡くすとは一体、どんな気持ちなんだろう。 一冊を通して難しめで儚く、大人の恋を学ばされたが、最後は泣きそうになった。

Posted byブクログ

2022/06/21

もともとが男性ファッション誌の連載ということもあり、男性駐在員が夢見るひと夏の恋の物語というところでしょうか。 ただ、後半のストーリーは一気に奥深い内容へと変化しており読者を楽しませてくれる。 Googleマップで調べてみると、作中に登場する施設は実在しているところが多いような...

もともとが男性ファッション誌の連載ということもあり、男性駐在員が夢見るひと夏の恋の物語というところでしょうか。 ただ、後半のストーリーは一気に奥深い内容へと変化しており読者を楽しませてくれる。 Googleマップで調べてみると、作中に登場する施設は実在しているところが多いようなのでバンコクに行く機会があったら是非見てみようと思いました。

Posted byブクログ

2022/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういうこと、本人たちはとても楽しいんだろうけど、傍から見るとなんとも滑稽… 主人公、沓子のことをプライドが高いと言ってたが、プライドもくそもあるか笑 前夫に仕返しをしたり、もうすぐ結婚すると知った上で自分から近づいたのに感情乱れて当たったり、これで最後と言いながら、会えるよう仕向けたり、何度も手紙書いたり… 恋愛小説が読みたくて選んだが、終始主人公と沓子にツッコミながら読了。

Posted byブクログ

2020/02/01

たった4ヶ月の燃えた恋、25年後に再会のシーンはじんと来る。よく考えたら結婚前のことだし、再会後はやってないし、何の問題もない。タイの風景描写が綺麗。

Posted byブクログ

2019/07/17

サヨナライツカ いつも人はサヨナラを用意していきなければならない 孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だとおもうほうがよい 愛に怯える前に傘を買っておく必要がある どんなにあいされても幸福を信じてはならない どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない 愛なんか季節のようなもの...

サヨナライツカ いつも人はサヨナラを用意していきなければならない 孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だとおもうほうがよい 愛に怯える前に傘を買っておく必要がある どんなにあいされても幸福を信じてはならない どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない 愛なんか季節のようなもの ただめぐって人生を彩り飽きさせないだけのもの 愛なんて口にした瞬間消えてしまう氷のカケラ サヨナライツカ 永遠の幸福なんてないように 永遠の不幸もない いつかサヨナラがやってきていつかこんにちわがやってくる 人間は死ぬときら愛されたことを思い出す人と愛したことをおもいだすひとに別れる 私はキット愛したことを思い出す 色々考えるなぁ。こんな燃えるような恋もしてみたい

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2018/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない。 孤独はもっとも裏切ることのない 友人の一人だと思うほうがよい。 人間は死ぬとき 愛されたことを思い出す人と 愛したことを思い出す人とに わかれる。 わたしはきっと愛したことを思い出す。 「サヨナライツカ」 冒頭の詩がすごく良い。そして、見た目もタイプも全く異なる二人の女性が、同じ時期に一人の男性を巡って全く違う恋愛をして全く違う人生を生きた後に、同じ結論に達したのも面白く感じた。 その他は男性にあまりに都合の良い話という感が否めなかったけれど…。

Posted byブクログ

2017/05/26

30年、お互いに愛し続ける男女の物語。ロマンチックな話だなあと思いました。ただ、前半のやたらな濡れ場、キスシーンに碧碧としました。あくまでも私感ですが。

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2015/09/29

一章には欲にまみれた溺れるような「愛」が描かれ、二章には澄んだようなプラトニックな「愛」が描かれている。 多分、どちらも愛で、愛にはいろんな形があるんだなぁと思った。 いまだかつて、こんなにも愛について考えさせられた物語はありません。

Posted byブクログ

2015/08/27

この作品は先に映画を観ていて 正直イマイチな印象でした。 登場人物の魅力がまるで伝わって来ず "どうしてそんなに互いが惹かれるのか" がよく分からないまま 置き去りに『愛』が強調され 過ぎていくような.. でも原作は良かったです! 外見的な魅力ばかりが目につ...

この作品は先に映画を観ていて 正直イマイチな印象でした。 登場人物の魅力がまるで伝わって来ず "どうしてそんなに互いが惹かれるのか" がよく分からないまま 置き去りに『愛』が強調され 過ぎていくような.. でも原作は良かったです! 外見的な魅力ばかりが目につく 若く奔放な沓子(のイメージ)が 長い年月を経て成長し 内面的な魅力が引き出されていく その過程や心理描写 後半からの速まる展開と終わり方 1日で読み切ってしまいました。 良く出来ている作品だなぁと.. 映画のまま終わらずに良かった。 この作品を読んだことによって、 その人の生きた道を辿っていくような 長篇小説が好きだと再認識できました。

Posted byブクログ