聖戦ヴァンデ(下) の商品レビュー
ロベスピエールに心酔…
ロベスピエールに心酔するジュリアンとヴァンデ軍の先頭にたつアンリと対決するニコラ。それぞれが祖国を想い、それぞれが自分の信念を賭ける・・・ラストもいい。男の物語。
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革命をいろんな側面か…
革命をいろんな側面から眺められる作品です。下巻では別れたアンリとオッシュがそれぞれの立場で身をたて、ついに戦場で相対する。ジュリアンはそのひたむきな、偏った愛情から失墜する。そしてヴァンデの戦いは収束に向かっていきます。二つの関係が対照的になっています。
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終始清廉で高貴な人物…
終始清廉で高貴な人物として描かれているロベスピエールについて興味を持ちました。革命には血がつきものだと考えは表面しかみていない意見だと感じた。
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1793年2月、30万募兵令が全国に向けて発布され、ヴァンデ地方は、ついに武装蜂起した。貴族としての誇りに生きる21歳のアンリは、10万のヴァンデ軍の先頭に立つ。それを迎え討つは、革命を信じ、大量殺戮をも辞さぬ覚悟の公安委員会代理ジュリアン19歳、そしてアンリの敵として対峙せざるをえなくなった西部方面軍最高責任者ニコラ25歳。3人は激突を回避できるか。祖国に身を捧げる若き情熱を描く力作長編、完結。 「BOOK」データベース より 報われなさ過ぎる. 夜中に読み終わって、そのまま寝るのがつらいほど. 正義のための武力なんてものがあるのだろうか.
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3人の中ではジュリアンに感情移入して読んでたので、すごく切ない読後感。 革命後は無情。 他の人物も終わりを知ってるだけに…。
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架空の登場人物の設定や、動かし方に無理がありすぎる。そのため、常に違和感を感じながら読み進めることになり、物語に入り込めない。 と、思ったらマルク・アントワーヌ・ジュリアンは実在の人物だった! なんてこと。 こんな無理な人事してたのか、ロベスピエールは、、、 そこまで追い詰められていたんだろうか、、、 最後はやるせない気分にどっぷり浸かり、暗く沈みこんでしまった。 歴史は、、、小説よりも、むごい。
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それにしても、革命思想の歪んだカリカチュアなジュリアンの扱いはかなり堪えました。違う扱いを期待していただけに。先鋭的なロベ×サンの行く手にも描かれてはいない、ギロチンが見えます。
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ヴァンデの下巻。主人公が3人いるけれど、戦乱期だからこその繋がりや悲しさなどの色が上巻より濃くなっている感じでした。
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