「人の上に立つ人」になれ の商品レビュー
就寝前のフォトリーディング。渡部昇一の文はとても読みやすい。この本はリーダーについてのエッセイのような本。著者の歴史認識が光っている。面白いが特に役立つわけでもないと感じた。 高速リーディング。渡辺氏の文の切り方だけではなく、私の好きな歴史や政治のことを散りばめてのリーダー論なの...
就寝前のフォトリーディング。渡部昇一の文はとても読みやすい。この本はリーダーについてのエッセイのような本。著者の歴史認識が光っている。面白いが特に役立つわけでもないと感じた。 高速リーディング。渡辺氏の文の切り方だけではなく、私の好きな歴史や政治のことを散りばめてのリーダー論なのでとても読みやすく面白い。娯楽読み物としては星五つ。今日一日だけ熟読し、次に進もうと思う。 読んでみてとても面白かったが、指導者論やリーダー関連のハウツーとか自己啓発というよりも、やはり娯楽的歴史エッセイといった感じ。 最近の若い人がよく仕事を辞めたり自分の適性について不安に思ったりすることに対しては、誰もがほとんどのことに適性があると著者は述べる。適正とは、ごく少数の芸術家のような、そのことをする以外には考えられないほどの天才的な適正のことで、99%の人は何にだって向いているとのこと。 リーダー論については親分肌であること、情緒を大切にすることが必要であるとの事。武士社会の初期の頃の侍には良いリーダー像があるとし、八幡太郎源義家を上げる。彼は後三年の役で朝廷から褒美がなかったにもかかわらず、自分の身を切って部下には褒美を与え、東国武士団の結束につながったとの事。リーダーは親分肌、そして身を切ってでも利を与えるのがリーダーとの事。 いろいろ面白かったが、それっきりで終わりそうな著者の歴史うんちくエッセイなので、論理的なリーダー論はそれほどなかった。星三つ。
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19世紀以降のイギリスはユダヤ人を使うのがうまかった。国際化、情報化を逸早く見抜いていた。ユダヤ人の偏見が少なかったし、それがその後スエズ運河開通、インド支配、日露戦争に繋がる。 それに比べて松岡にはユダヤ人の重要性なんて理解できなかった。 田中角栄も本当に怖い政治家だったらし...
19世紀以降のイギリスはユダヤ人を使うのがうまかった。国際化、情報化を逸早く見抜いていた。ユダヤ人の偏見が少なかったし、それがその後スエズ運河開通、インド支配、日露戦争に繋がる。 それに比べて松岡にはユダヤ人の重要性なんて理解できなかった。 田中角栄も本当に怖い政治家だったらしい。
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