柳田国男 の商品レビュー
「新しい」が常に良いとされる近代での「日本の伝統、習慣」というものとの折り合いをどうするべきか、という問題を先駆けて考えていたのが「柳田国男」である。
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百冊以上ある柳田国男の著作の中から選んだ十七編(抜粋)に、導入・解説・コラムなどがついた一冊。 『遠野物語』に始まり、目の前の風俗の変遷について考える「町風田舎風」、「是からの国語教育」など非常に面白く読める。特にⅣ章の「農業政策」の議論は今も昔も変わらず、「人間哀愁の日」はそこ...
百冊以上ある柳田国男の著作の中から選んだ十七編(抜粋)に、導入・解説・コラムなどがついた一冊。 『遠野物語』に始まり、目の前の風俗の変遷について考える「町風田舎風」、「是からの国語教育」など非常に面白く読める。特にⅣ章の「農業政策」の議論は今も昔も変わらず、「人間哀愁の日」はそこで描かれている関東大震災からの復興と三月の震災と重ね合わせて読む。
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