ゲームフリーク の商品レビュー
『田尻智 ポケモンを創った男』が田尻さん個人に、『ポケモンストーリー』がポケモンビジネス全体に焦点を当てたものであるのに対し、この本はゲームフリーク、特にポケモンを世に出すまでの黎明期にスポットを当てたものになっていたかと。ミニコミ誌ゲームフリークがどのように大きくなり、会社に成...
『田尻智 ポケモンを創った男』が田尻さん個人に、『ポケモンストーリー』がポケモンビジネス全体に焦点を当てたものであるのに対し、この本はゲームフリーク、特にポケモンを世に出すまでの黎明期にスポットを当てたものになっていたかと。ミニコミ誌ゲームフリークがどのように大きくなり、会社に成長し、ポケモンを生み出すに至ったか、田尻さんをはじめとしたゲームフリーク社員の証言も混ぜつつ語られていました。 しかし赤・緑開発当時、ゲームに入れるポケモンを選ぶために行ったという社内での人気投票、かなり意外な結果でびっくりした。
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古い書籍ですが、ポケモンを作り出したゲームフリークと代表の田尻さんについて記載された書籍。 「1-2:ポケモン製作の助走」と「1-4:ポケモンの完成に向けて」に1990年に田尻さんがポケモンの企画書("Capsule Monster")を書き、ポケモンのシス...
古い書籍ですが、ポケモンを作り出したゲームフリークと代表の田尻さんについて記載された書籍。 「1-2:ポケモン製作の助走」と「1-4:ポケモンの完成に向けて」に1990年に田尻さんがポケモンの企画書("Capsule Monster")を書き、ポケモンのシステム・ルールがどのように設計・開発されていったかが記載されています。プロジェクトはかなり波乱万丈であったようです。 田尻さんの言葉として「いちばん伝えたいところだけを残して、他はあきらめる」という言葉が何度も出てきます。企画の段階で、製品が完成し、利用者がどのように遊ぶのかを詳細にシミュレーションされ、その完成形にむけて、責任を持って判断し続けたように思えます。 最後にリーダーがプロジェクトへ魂入れをするという項目は非常に共感する部分がありました。内容は分厚くないですが、「得意で情熱の注げる内容に全力投球すること(し続けること)」の大切さに気づかされたように感じます。
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1月2日読了。田尻智という天才のバックグラウンドと、彼の生み出したポケモン、クインティといったゲームソフトと「ゲームフリーク」という会社について紹介する本。田尻智というクリエイターが夢を追い続ける少年のような心と、ビジネス組織として自分の会社を見つめる視点を併せ持つ人物であること...
1月2日読了。田尻智という天才のバックグラウンドと、彼の生み出したポケモン、クインティといったゲームソフトと「ゲームフリーク」という会社について紹介する本。田尻智というクリエイターが夢を追い続ける少年のような心と、ビジネス組織として自分の会社を見つめる視点を併せ持つ人物であることと、それが彼の周囲の人材にも助けられているからこそ実現できたということがわかる。夢を持ち続けるだけでもだめで、闇雲に行動するだけでもだめだな。両者を兼ね備えることでそこには相乗効果が生まれるのだろう。
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