加害の精神構造と戦後責任 の商品レビュー

池田恵理子(編者),大越愛子(編者)

2013/02/03

従軍慰安婦を中心にした日本の戦時中の精神構造を分析する内容
目的は戦後処理の責任の所在を明らかにすること
また、戦後処理の一環として歴史を明らかにし認識すること

従軍慰安婦に対して日本軍が行った事を知りたいのなら他の書物を読むべきであり
先に知って知識をつけておいた方がよいかもしれない

けれども、この一冊の中で展開される大日本帝国の精神構造への分析を知ることで現在の日本で明らかになっていない人権に対する狭い認識が明らかになると私は思った。

兵士達がどんな環境にあったのか
兵士たちを大日本帝国はどう動かしていたのか
天皇の責任は？

現代日本で生きている一人の人間として、過去の日本の責任は自然と引き継いでいるということを感じた。
安全保障を考える上で周辺諸国と平和を構築していくためにも、日本の戦後処理について再び考え直さなくてはならないと思った

2012/12/09

「女性国際戦犯法廷」の準備段階で行われた研究を集めたものです。主に、日本軍の側から見た「慰安所」制度について整理されたものです。