知っていますか?人権教育一問一答 の商品レビュー
これだけでは何も始められないし、記述的にも古い部分がある。しかし、日本における歴史的記述としての人権教育の位置づけと今後の方向性が押さえられる。 ・人権文化の三つの面:制度的側面、物質的側面、人格的側面 ・現在の課題は個別課題に取り組む教育運動が相互に連携を深め、「被差別者で...
これだけでは何も始められないし、記述的にも古い部分がある。しかし、日本における歴史的記述としての人権教育の位置づけと今後の方向性が押さえられる。 ・人権文化の三つの面:制度的側面、物質的側面、人格的側面 ・現在の課題は個別課題に取り組む教育運動が相互に連携を深め、「被差別者ではない人」も含めて、私たち個々人の持っている個性を尊重しあえる多様性教育(反差別教育)を推進していけるかどうか。 ・多文化教育は集団を前提にした概念。多様性教育は、個々人の違いを土台にしている。 ・人権教育がまず焦点をあてるのは、心ではなく「社会のルール」。 ・内的葛藤論:矛盾した気持ちを認め、それを良い方向に発展させることによって、さまざまな人権問題と自分自身とのかかわりが見えてくる。そのために学習者同士のやりとりとを大切にする。 ・被差別の立場にある人から、その人の生い立ちを聞いたり、差別に対するその人なりの立ち向かい方を聞く中で、聞く側である私たちが励まされていることも多いものです。学んでいる人同士がお互いの心のふたを開け、その中身を交流しあうことによって、互いの信頼関係も深まります。 ・参加型学習の背景にある思想:社会を作りあげていく主役は市民であり、市民の中にはそのための経験や知恵がたくさん蓄えられているという考え。
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