ニューギニア兵隊戦記 の商品レビュー
大東亜戦争中、もっと…
大東亜戦争中、もっとも苛酷な戦場の一つであった東ニューギニア戦線。そこの陸軍高射砲隊砲手による戦記。著者の属する隊はニューギニアが孤立する前にラバウルに撤退しているが、ニューギニア内での撤退過程において標高4500mのサラワケット山脈を徒歩で越えている。これは他部隊を含め総勢約1...
大東亜戦争中、もっとも苛酷な戦場の一つであった東ニューギニア戦線。そこの陸軍高射砲隊砲手による戦記。著者の属する隊はニューギニアが孤立する前にラバウルに撤退しているが、ニューギニア内での撤退過程において標高4500mのサラワケット山脈を徒歩で越えている。これは他部隊を含め総勢約1万人のうち2500名ほどが失われるほどの極めて困難な撤退行であり、この本からもその苛酷さが伝わってくる。旧陸軍での高射砲の射撃方法についても、実際の戦闘状況の説明と併せて具体的に書かれており、そうい
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