統計学へのステップ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
品質管理関連の試験を受けるために、統計学を知っておこうと思う人にはよい本だと思われます。 統計学そのものを理解しようと思うと、あいまいでつかみどころがないものについて扱っている場合と、 厳密に数えて確認しているものについて扱っている場合と、数字にしてしまうと違いが分からない。 数字にする前の、数字にしたものの価値について、議論する必要があるだろう。 たとえば、母集団が現実に数えられるものかどうか。 誰かが、いつかは数えたが、別々に数えたものを、足したものだけかどうか。 別々に数えたものである場合には、数えた漏れがあるとか、重複があるとか、 最初に作った数字のあいまいさを評価するところからはじめることが大事ではないでしょうか。 数になった後の処理よりも、数にする際の処理を考えるのが、統計学の真髄だと思っています。
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