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こんな絵を描く子どもが危ない の商品レビュー

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2014/03/04

図書館でふらふらしていた時にタイトルが目に留まったのでふわっと借りてみました。タイトルだけみると「◯◯先生の事件簿」的な血なまぐさい匂いのする危うい本に見えますが、中身はそんなことなく『はじめに』に「この本で最も大切にしていることは、子どもの幼児からの意志、自己意識を自己表現でき...

図書館でふらふらしていた時にタイトルが目に留まったのでふわっと借りてみました。タイトルだけみると「◯◯先生の事件簿」的な血なまぐさい匂いのする危うい本に見えますが、中身はそんなことなく『はじめに』に「この本で最も大切にしていることは、子どもの幼児からの意志、自己意識を自己表現できる、それに理解のある人達を多くすることです」と書いているように、まじめな美術教育の本でした。 『いい絵の第一条件は、集中力があって見る人に緊張感を与えること。上手下手という技術的な技術の規準でなく、下手は下手なりに、その子が生活して来た自分に対する責任感が、絵の中ににじみ出ていれば良いのです。』 『絵が上手下手ということよりも、子どもが書こうとしてものに、どれだけ集中しているのか、どれくらい熱心に打ち込んでやっているのか、という精神活動の方が大切なのです。』 うちの娘は幼稚園児にして目にキラキラとお星様が入ってリボンとハートたくさんのコテコテの少女漫画風女の子を描いて男の子にプレゼントなんかしやがって「うちの子はちょっとマセているんじゃないか」と父をハラハラさせますが、一生懸命熱心に、描きたいことから逃げずに、心を隠さずに描いていれば、まぁ問題なかろうということであれば、まーいいか一安心、と思いましたよ。

Posted byブクログ