辞める勇気 残る知恵 の商品レビュー
読んだ当時の記録から 平成8年10月、双葉社から「弘兼憲史のリストラが怖くて人間やってられるか」として四六判で刊行されたものを改題した。 規矩とは、自分の中で持つ規範であり譲ることのできない意思で守るものである。規矩を持つことで自分を守る。持とうとすることで自らを鍛えること...
読んだ当時の記録から 平成8年10月、双葉社から「弘兼憲史のリストラが怖くて人間やってられるか」として四六判で刊行されたものを改題した。 規矩とは、自分の中で持つ規範であり譲ることのできない意思で守るものである。規矩を持つことで自分を守る。持とうとすることで自らを鍛えることができる。 会社からリストラされるのか、会社をリストラするのか。それは、自分の物差し(規矩)を持つことである。著者は沢山の規矩を持ちそれぞれが相互に関連しあっているようだ。持つことでポジティブに考えられるようになる。それがこれからのサラリーマンにとって大切なことではないかと問うている。 ○自分の幻想や依存心をどんどん排除していって、生の自分をなるべく正確に眺めるようにする。そのうえで、自分への「規矩」を持つことだ。 ○それは、規矩として単純でシンプルなものである方がいいと前の章で言った。他人(会社)に自分をリストラさせない、自分のリストラは自分でやるというように「自分を甘えさせない」というのも、単純でシンプルな規矩になる。 ○「人生の選択は、深刻にならないが慎重にやる」というのも僕の規矩だ。 ○ビジネスマンとしての心がけには、ぜひともこのことも掲げておきたい。 「自分の失敗はごまかすな」 失敗をごまかさないということは、失敗をおそれないことの裏返しでもある。 ○言うべきことをきちんと言うところに、男の真価が発揮される。言いたいことをちゃんと言えない男は、男じゃない。 ○上司にホンモノがいなければ、誰にも頼らず、ひたすら実力を養う。すると世界はだんだんに広く見えてくるものだ。仕事がわかればわかるほど視野は広がる。 いわば、サラリーマンの精神論とでも言えるが、それだけ目に見えないものに縛られ自らを失っているということがわかる。
Posted by
- 1