須賀敦子全集(第5巻) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
詩、だけに目を向けた本となっています。 詩といえども時に心にぐっと来て 思わず涙しそうになった作品もあるのです。 詩の力は馬鹿にできないです。 (そして著者の良訳にも感謝) 彼女が惹かれたと言う ウンベルト・サバの詩が大半を占めています。 何気ない日常を歌った詩、 愛する妻、愛する娘をテーマにした詩。 そして詩作に関する、 数行ながらも心にずんと来る詩。 このような詩に出会えたことは 衝撃的でもあります。 そして、ミケランジェロの詩と手紙も 非常に印象に残りました。 なぜならば、結構彼は 不条理な扱いを受けていたのですもの。 でも、怠惰な生活を送っていたようには 到底見えなかったのですがね…
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