上野千鶴子が文学を社会学する の商品レビュー
『連合赤軍とフェミニズム』の章の「労組活動家の妻たちの嘆きのほうが、仕事中毒の会社員の妻より深いかもしれない。」には、なるほどと想いながらも、今は熱心な労組活動家も過労死にまで至る会社員もいなくなった(少なくなった)のではないのだろうか、とも想う。もう、何々のために盲目的に己を費...
『連合赤軍とフェミニズム』の章の「労組活動家の妻たちの嘆きのほうが、仕事中毒の会社員の妻より深いかもしれない。」には、なるほどと想いながらも、今は熱心な労組活動家も過労死にまで至る会社員もいなくなった(少なくなった)のではないのだろうか、とも想う。もう、何々のために盲目的に己を費やすことをしなくなったのではないのか。信じるものがなくなったのではないのか。熱くなるものがなくなったのではないのか。いや、この感想は自分のいまの姿見だ。
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