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動物園というメディア の商品レビュー

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2012/10/16

動物園の歴史に始まり、これからの動物園像まで、動物園好きの私にとってとても興味深い一冊です。 動物園の歴史は古い。アステカ王国や神聖ローマ帝国を始め、権力と富の象徴として動物園が作られていた。当時の動物園には、珍しい見た目などをした「人間」も収容されていたことが印象的だった。 時...

動物園の歴史に始まり、これからの動物園像まで、動物園好きの私にとってとても興味深い一冊です。 動物園の歴史は古い。アステカ王国や神聖ローマ帝国を始め、権力と富の象徴として動物園が作られていた。当時の動物園には、珍しい見た目などをした「人間」も収容されていたことが印象的だった。 時代とともに動物園の持つ役割が変わっていくことになるが、日本に動物園ができるのは1882年になってで、今でも欧米諸国に遅れているとのこと。うーん、確かに。 都会から人間以外の生き物がどんどん排除され、生の繋がりを感じられない現代。ハトを見ただけで本気で怖がる女子高生を見ていると、不安になるのは私だけではないはず...。 こんな時代だからこそ、動物園はメディアとして何と何を繋いでいけるのか。動物園だからこそできることに、期待し応援しています。

Posted byブクログ

2009/10/04

本書では、動物園の存在意義を歴史的な背景から書き起こし、包括的に「動物園というメディア」について解説しています。 人間中心的なパラダイムを超え、動物園の根本的な存在意義、日本人にとって動物園とは何なのかを、数人の著者が解説します。 特に、第4章「動物園における展示のあり方」、第8...

本書では、動物園の存在意義を歴史的な背景から書き起こし、包括的に「動物園というメディア」について解説しています。 人間中心的なパラダイムを超え、動物園の根本的な存在意義、日本人にとって動物園とは何なのかを、数人の著者が解説します。 特に、第4章「動物園における展示のあり方」、第8章「曖昧な日本の動物園」、第9章「地域社会のメディアとしての動物園へ」は、動物園のあり方を考える上で役立つでしょう。

Posted byブクログ