メルカトルと美袋のための殺人 の商品レビュー

麻耶雄嵩(著者)

メルカトル鮎の傍若無…

[文庫ＯＦＦ]

メルカトル鮎の傍若無人さが際立つ短編集。「化粧した男の冒険」のラストに唖然とします。

新本格派の異才、麻耶…

[文庫ＯＦＦ]

新本格派の異才、麻耶雄嵩が描く傑作短編集

傍若無人、傲岸不遜な…

[文庫ＯＦＦ]

傍若無人、傲岸不遜な探偵メルカトル鮎のための短編集。「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」のような正統的なものから、ミステリのルールを完全無視の「彷徨える美袋」など楽しめる。

「化粧をした男の冒険…

[文庫ＯＦＦ]

「化粧をした男の冒険」のラストがたまらない。こんな探偵ありえない、と思う。漫画版も面白いので是非。

デビュー作、「翼ある…

[文庫ＯＦＦ]

デビュー作、「翼ある闇」である意味印象的な役回りを演じた「銘」探偵、メルカトル鮎とそのワトスン役、美袋三条が活躍（？）する短編集。まあ、彼の人柄が良く出ているのは間違いないです。ミステリとしても面白いかと。

作者が単に無茶苦茶書…

[文庫ＯＦＦ]

作者が単に無茶苦茶書いているだけではない事がよくわかる。

7作品掲載の短編集。…

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7作品掲載の短編集。中にはアンフェアだと思わず思ってしまう作品も有るが、全体的に満足出来る作品。「シベリア急行西へ」は「翼ある闇」直前の話。この短編が一番好き。

長編ではとんでもない…

[文庫ＯＦＦ]

長編ではとんでもないトリックで驚かせる著者ですが短編は以外に端正な仕上がりです。

麻耶さんのデビュー作…

[文庫ＯＦＦ]

麻耶さんのデビュー作。全７編の短編集で、どの話も自信を持って傑作といえる物ばかり。絶対に読んで損はしません。

2017/03/07

メルカトルが活躍する作品は「翼ある闇」と「～かく語りき」のみ読んでいる。前者は濃厚な小難しいミステリという印象、後者は麻耶ビギナーへの洗礼でも受けているのか？　と混乱する一冊だった。本書はこう言っては何だが、割と王道のミステリだと感じられた。人間性や道徳心を燃えるゴミと一緒に出してしまえば、この作品を楽しむのになんの差し障りもなくなる。どれもひねくれた一筋縄ではいかない短編だが、お気に入りは「ノスタルジア」、「彷徨える美袋」。「彷徨える美袋」の最後の一文を目にしたときは、おもわず「たまんねー！」と吹いた。