スカラムーシュ(上) の商品レビュー

ラファエル・サバチニ(著者),加島祥造(訳者)

2009/10/04

これもまた、下読んだけど、めんどくさい上だけで。

世界の文学でも、晴れ晴れしく、すがすがしい、明るい雰囲気のあるのが好きだ。

この本は、当時のうちにとっては、訳された日本語が難しくって、最初は辟易させられたけど、ストーリー展開に、のめりこんで、おかげで、だいぶ語彙が増えました。

多分、うちは正義が勝つ、勧善懲悪ものが特に大好きなのだと思う。

いわば、キルビルのように「リベンジ」が目的なのだけれど、そこまでたどり着くのに、いろいろと修行のような旅を重ね、力をつけていく過程がおもしろい。また、親友の死から、情熱を心に灯したアンドレの変わり様、また、アンドレのキャラクターがいい。

最後のリベンジのシーンは、なんとなく、予測がついてしまったけど、それでも、晴れ晴れしい気持ちになれる。すごく達成感のあった物語だった。