空想哲学講義 の商品レビュー
6月18日読了。マクロス、電車でGO!、アンパンマンなど古今東西のアニメ・サブカルからハイデガー、サルトル、ウィトゲンシュタインなどの哲学を読み取ろうとする意欲的な本。前半は著者のくだらない駄洒落に食傷気味になるが、中盤から俄然面白くなってくる。普段あいまいに認識している、自分・...
6月18日読了。マクロス、電車でGO!、アンパンマンなど古今東西のアニメ・サブカルからハイデガー、サルトル、ウィトゲンシュタインなどの哲学を読み取ろうとする意欲的な本。前半は著者のくだらない駄洒落に食傷気味になるが、中盤から俄然面白くなってくる。普段あいまいに認識している、自分・他者・世界がクリアに見えてくる驚き、これが哲学の醍醐味だよなあ。「空想哲学読本」なる前著に続く2作目で、アニメへの知識とこじつけは著者の武器のようだが、無理にこじつけなくても十分面白い本になったんじゃない?と思わせる。
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