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八月の博物館 の商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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夏休みの冒険

小学生最後の夏休みの冒険。古ぼけた洋館、少女と黒猫、英国紳士……舞台は整っています。あとはトオルと一緒に、不思議の扉を開くだけ。夏の暑い昼下がり、風鈴の音を聞きながら、麦茶を飲みながら読みたい。

きよはら

2018/08/29

これは是非、ハードカバーで読んだほうがいい。 宝物の一冊です。 どこにでもいける扉があったらいいな どこでもドアみたいなんじゃなく。 単に夏のじっとりした空気を感じるだけでもこの本はおススメ。 日本・エジプト・フランス・万博

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2018/05/15

いいかげんあちこちに積み上がってる本達を、綺麗に並べてあげたくて本棚の整理をしようと、この作品を手に取った。 初版本であったので、ほぼ15年前に読んでずぅと眠らせていたらしい。 内容に関しても、ほぼ記憶がなかった。 読んでみて、なるほど、昔の私ならきっとなんだこれ?と読んでいた...

いいかげんあちこちに積み上がってる本達を、綺麗に並べてあげたくて本棚の整理をしようと、この作品を手に取った。 初版本であったので、ほぼ15年前に読んでずぅと眠らせていたらしい。 内容に関しても、ほぼ記憶がなかった。 読んでみて、なるほど、昔の私ならきっとなんだこれ?と読んでいたに違いない。 で、現在の私も物語にドップリ浸りきれないまま読み終わってしまった。 読み終わってしまってからフト気がついた。 ひょっとしたら、そういう読み方してもいい物語だったのかもしれない。 なんとなく納得。 ただ、私の小学生時代、今まで見てきた私の知ってる小学生6年生は、主人公トオルのように聡明ではない。 だから、ドップリできなかったのかも…

Posted byブクログ

2013/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

16世紀のエジプト考古学者オーギュスト・マリエット。その物語を描く作家(トオル)と、作家自身の小学六年生の時代のトオル(亨)。いくつもの視点から織り成される瀬名氏のSF小説。 ちょっとネタバレですが、既に挙げた視点の他にも、さらにその作家のトオルを描く作家(本当の未来のトオルという位置付け)も登場してますます複雑。しかも、その関連性そのものを物語の中で言及した上で、物語自体の解決のキーともなるという、ある意味かなり挑戦的な作品です。・・・って、読んだ人にしか意味が分かりませんよね、このレビュー。 SF的な要素については、表紙や巻末の「故 藤子・F・不二雄先生に捧ぐ」の言葉からも分かるように、ドラえもんを思わせる設定や表現が随所にでてきます。ミュージアムはどこでもドア?満月博士って魔界大冒険ですよね。個人的には大好きです。瀬名氏は、後にドラえもんの鉄人兵団の小説版を書かれるんですが(既読)、ホントにドラえもんがお好きなんだなあ、と思います。 また、この小説は後に戯曲「アイーダ」の原案でも有名になる考古学者、オーギュスト・マリエットを視点とした16世紀エジプトの時代小説の要素も持ちます。本当に盛りだくさんで、一回では全てを吸収しきれない、そんな小説かもしれません。

Posted byブクログ

2015/12/02

だいぶ昔に読んだけれど読み終わったときの衝撃と何とも言えない感動は焼き付いたまま。ただ瀬名さんは文字も話も密度が高いので非常に疲れる。でも読み終えられて良かった、最後がとても良かったので。

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2012/01/17

読み進むのに苦戦しました。物語の半ば過ぎまで。 物語の中の「今」と「遠い昔=古代エジプト」、その物語を書いている作者の「今」、という3つの場の相関にてこずって。 話の半ば過ぎからは、それで? うん、それから? で、その先は? と、終盤まで引き込まれましたが、最終盤になって出てく...

読み進むのに苦戦しました。物語の半ば過ぎまで。 物語の中の「今」と「遠い昔=古代エジプト」、その物語を書いている作者の「今」、という3つの場の相関にてこずって。 話の半ば過ぎからは、それで? うん、それから? で、その先は? と、終盤まで引き込まれましたが、最終盤になって出てくる「作者の今」が、またもや邪魔をして、こんなものかで終わりました。

Posted byブクログ

2011/04/16

過去に読んだ本。確か、大学の時だと思う。 これもイチオシ! 入れ子構造みたいになっていて、虚構なのか現実なのか分からなくなって行くけど、リアリティは増していく。 物書きとしての心意気とかも、書かれており、ためになった。

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2010/08/14

随分と前に購入したものの、今まで積読状態だったもの。 折角季節が8月なのだからと読んでみたら、なかなか面白かった。 視点が飛ぶことがあるので、混乱もするし、この視点のものだけを抽出して読みたいと思うところもあるが、最後になればその視点の動きも理解できる。 挑戦的な本だなという印...

随分と前に購入したものの、今まで積読状態だったもの。 折角季節が8月なのだからと読んでみたら、なかなか面白かった。 視点が飛ぶことがあるので、混乱もするし、この視点のものだけを抽出して読みたいと思うところもあるが、最後になればその視点の動きも理解できる。 挑戦的な本だなという印象が、作中の作家の思うところが混ざって「やられたなぁ」という気分にもなる。 パラサイト や ブレイン とは違った手触り。 可能ならば子どもを持つ人に、夏に読んで欲しい本。

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2009/12/14

確か中学生の頃に旅行中に読みきった記憶が。完璧に表紙買いでしたが、ぐんぐん進むので長さの割りに早く読み終えた気がします。 3つの世界が同時進行していくのがすごく面白かった!!

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2009/10/04

テンポよく話が進む。古代エジプトと小学生の夏休みと作家の懊悩。SFっぽいかな? オチはすぐ読めるけど、ぐんぐん進むのでそんなに苦でもない。厚い割にさくっと読める。

Posted byブクログ