ひとりの女 の商品レビュー

群ようこ(著者)

2023/08/05

おもちゃ会社に勤める独身40歳セノマイコ。遅刻を平気でする部下ややる気のない上司、嫌みな他の部の部長…
女だからというだけであれこれ言われるが、それに負けないエネルギーを彼女はもっている！

お局様とでも呼ばれていそうなマイコさんだけど、こんなにエネルギッシュな人には憧れる。
趣味は仕事以外に何もないというのは考えられないけど…
やっぱり仕事と趣味を両方楽しめる人になりたいな。

2018/10/17

区切りがなくて勢いがあるから、出来れば一気に読みたかった。マイコは強気だけれど何故か威圧感はなくて、どこかコミカルで可愛い。餌をあげる野良猫相手の赤ちゃん言葉も違和感なく馴染んでいたし、白髪を気にして真っ白にしちゃうとか方向性が潔くて面白くて憎めない。爽快だった。

2012/08/26

あっという間に部長らにイライラしながらもマイコの強さと弱さに共感しつつ一気に読みました。
なんだかスッキリ。

2012/04/22

仕事に生きる一人の大女の奮闘の話。

大袈裟なくらいの描写も、主人公の和田アキ子みたいな人物像の個性を惹き立てていて良かった。
周囲を圧倒するくらいの豪快さが潔く、自分に正直でどこまでもまっすぐに仕事や人に向き合う姿に好感。

笑いどころは随所にあるが、お気に入りはやっぱり、ニワトリ男のシーン。
思わずふきだしてしまった。

ラストも予想通りな終わり方ではあったが、読み終わった後の爽快感がなんとも言えない。

2009/10/04

キャリアのある女性って男っぽくなりがちだけど、主人公マイコは女であることを忘れていないのがかっこいい。肉好きなところもいい！ひとりの女っていうタイトルはひとり＝独身・孤独・おひとりさまってな意味合いで、決して数の１人ではないんだ。