静寂の叫び(下) の商品レビュー
怖かったぁ~ 犯人とネゴシエーターの間の言葉だけでの対峙ってこちらからはかなり怖いですね。 あのハンディがすごく怖かったですね。 頭はいいけど、性格怖い。 交渉のやり方の大変さ、なるほどなるほど、凄いなぁと思いながら読み進みました。 あの年長で健常者の教員より、小さい聾学...
怖かったぁ~ 犯人とネゴシエーターの間の言葉だけでの対峙ってこちらからはかなり怖いですね。 あのハンディがすごく怖かったですね。 頭はいいけど、性格怖い。 交渉のやり方の大変さ、なるほどなるほど、凄いなぁと思いながら読み進みました。 あの年長で健常者の教員より、小さい聾学校の生徒たちの方がどれだけしっかりしていたか。 ハラハラしましたけど。 犯人たちが投降してきてやれやれ・・( ゜_ノ゜)...ン? まだ残りページかなりあるし、やけにあっさりだなと思ったら、やっぱりやられましたね。 全く想定外でした。 メラニーの勇敢だけど、危なっかしい行動、なによりラスト悲しかったのは、バッドの死でした。 「あの・・すみません。ぼく、撃たれました」 あぁ!! もっと早く気づいていればあんな結果にならずにすんだのに・・ 今までと違う緊張感と恐怖に満ち溢れた作品でした。
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さすがディーヴァー!本編がクライマックスに近づいたと思いきや、まだページがかなりある…得意のどんでん返しが、待ってましたと言わんばかりに伏線を拾う。ヒロインのメラニーと、敵役のハンディが最高のキャラクター。
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交渉人の話です。 やっぱ、すごいわ、この人。 *あらすじ* 聾学校の生徒と教員を乗せたスクールバスが、3人の脱獄囚に乗っ取られた。 彼らは、放置されたままの食肉加工場に生徒たちを監禁してたてこもる。 FBI危機管理チームの人質解放交渉担当者ポターは、 万全の体制をし...
交渉人の話です。 やっぱ、すごいわ、この人。 *あらすじ* 聾学校の生徒と教員を乗せたスクールバスが、3人の脱獄囚に乗っ取られた。 彼らは、放置されたままの食肉加工場に生徒たちを監禁してたてこもる。 FBI危機管理チームの人質解放交渉担当者ポターは、 万全の体制をしいて交渉にあたるが…。 ****** 綿密な下調べがされているのがよーくわかります。 そして、最後に来るジェットコースター的な感覚がたまりません。 ドキドキしたい方はぜひ!
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上から、一気読み。 リンカーンシリーズ以降しか知らなかったけれど、ディーバのミステリーはどうしてもこんなに読者を驚かしてくれるのでしょうか。
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〈下巻〉に入り物語はますます加速。ジャーナリストの暴走あり、州警察の独断ありと手に汗握る展開の連続で読者を飽きさせない。 やや強引さが目立ち、予想もついたものの、終盤のドンデン返しもさすがの巧みさ。この手法が後のリンカーン・ライム・シリーズに見られるような過剰なまでのツイストっぷ...
〈下巻〉に入り物語はますます加速。ジャーナリストの暴走あり、州警察の独断ありと手に汗握る展開の連続で読者を飽きさせない。 やや強引さが目立ち、予想もついたものの、終盤のドンデン返しもさすがの巧みさ。この手法が後のリンカーン・ライム・シリーズに見られるような過剰なまでのツイストっぷりに繋がるのかと思うと感慨深い。
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ジェフリー・ディーバーの出世作・・・らしいです。『ボーン・コレクター』などの一連のヒット作前の作品。 最初手に取ったときは、そんな予備知識はなく、正直それほど気乗りせずに読み始めましたが、あっという間に引き込まれていきました。 人質事件の交渉に関する詳細な描写もさることながら...
ジェフリー・ディーバーの出世作・・・らしいです。『ボーン・コレクター』などの一連のヒット作前の作品。 最初手に取ったときは、そんな予備知識はなく、正直それほど気乗りせずに読み始めましたが、あっという間に引き込まれていきました。 人質事件の交渉に関する詳細な描写もさることながら、人質と公証人、人質と犯人の間に生まれる人間関係も面白かったです。 そして、ディーバーらしい、どんでんがえしに次ぐどんでんがえしのスリリングな展開! 下巻は特に息もつかず読み通し、終わった後は呆然・・・でした。 個人的には、ある女性登場人物の事件を通しての変貌が興味深かったです。
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『ボーン・コレクター』に始まるリンカーン・ライム・シリーズと、最新作の『スリーピング・ドール』を読み、ディーヴァーは今一番のお気に入り作家となった。 そこで、過去の作品も読みたくなり手に取った本書。 期待を裏切らない、第一級のサスペンス小説だった。 もちろん、どんでん返しも待っ...
『ボーン・コレクター』に始まるリンカーン・ライム・シリーズと、最新作の『スリーピング・ドール』を読み、ディーヴァーは今一番のお気に入り作家となった。 そこで、過去の作品も読みたくなり手に取った本書。 期待を裏切らない、第一級のサスペンス小説だった。 もちろん、どんでん返しも待っている。ただし、最近のディーヴァー作品ほどしつこくは繰り返さない。今のディーヴァーだったら、もう2、3回ひっくり返すのではないかと思うくらいのところで抑えられている。そういう点からみると、この作品は彼のプロトタイプ、あるいは習作のようにも感じられる。とは言っても、その面白さはすでに一線級であったことは間違いない。 ストーリーはこうだ。 聾学校の生徒と教員を乗せたスクールバスが、カンザス州を走行中に3人の脱獄囚に乗っ取られた。彼らは食肉加工場に、生徒たちを監禁してたてこもる。FBI危機管理チームのネゴシエーター・ポターによる脱獄犯ハンディとの息詰まる人質解放交渉。手に汗握る展開。 本書を読んで、映画の「交渉人」を思い出した。サミュエル・L.ジャクソンとケビン・スペーシーが出演した作品だ。交渉の際にみせる人間心理にとても興味をひかれた。本書もその映画に勝るとも劣らずの出来。登場人物たちの心理描写が秀逸だった。注目したいところだ。 なかでも、「ストックホルム症候群」は興味深かった。長期にわたる監禁状態の中で,人質が警察に対する恐怖と敵意、犯人に対する好意的感情を抱く矛盾現象だ。たとえ、大量殺人を犯し、そのうえ自分たちを監禁し危害を加えかねない凶悪犯であっても、人質は親近感を抱くことがあるそうだ。 本書は、犯人が嫌悪感を抱く最悪の人間だったので現象の定義とは異なる展開。本書の場合は、FBI交渉人が犯人に親しみを感じてしまったり、人質のひとりがFBI交渉人を尊敬する歴史上の人物に重ね合わせたりする。このあたりの心理描写が見事で、実に繊細に語られているところが堪えられない面白さだった。小説世界にトランスしている読者は、倫理観も超越していることが多くはないだろうか。緻密な犯行計画を着々と進行させている犯人に対し、完全犯罪を成し遂げてほしい気持ちが心の片隅に芽生えたりすることがないだろうか。どんな極悪人であっても、うまく逃げてくれと願ったりすることはないだろうか。犯人が強敵であってこそ面白くなるのだから、そう思うことがあってもおかしくない。でも、それとは違うところで犯人を応援してしまうこともある。読者の感情をそんな風に捉えられたなら、作家にとって思う壺。 読者を小説世界に監禁し、ストックホルム症候群に導く。そんなことができる作家が最高の作家だと思う。ジェフリー・ディーヴァーは間違いなくそんな作家のひとりである。
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【ストーリー】 三人の脱獄囚に食肉加工場に連れ込まれ人質として監禁されてしまった聾学校のまだ幼い生徒8名と教員2名。FBI危機管理チームのアーサー・ポターと犯人側のルー・ハンディの間をつなぐ電話回線一本が人質達の命の唯一の頼みの綱となる緊迫の人質解放交渉が進む。 【感想】 話が進...
【ストーリー】 三人の脱獄囚に食肉加工場に連れ込まれ人質として監禁されてしまった聾学校のまだ幼い生徒8名と教員2名。FBI危機管理チームのアーサー・ポターと犯人側のルー・ハンディの間をつなぐ電話回線一本が人質達の命の唯一の頼みの綱となる緊迫の人質解放交渉が進む。 【感想】 話が進むにつれ熱中させられる作品です。話の持って行き方がすごくうまくて、興味がつきない。キャラクターがまさに生きている感じ。読みやすくて面白く手ごたえのある、今最も気に入ってる作家です。残り数章になっていつも事件が解決しそうになるんだけど「お。今度はこの先どんなどんでん返しが・・・v」と期待させてくれる、ひねりのある作品です。
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