霊は実在する、しかし の商品レビュー
浅野和三郎先生から連なる、日本のスピリチュアリズムについて書かれた本。著者は『シルバー・バーチの霊訓』の翻訳など、偉大な仕事をしている。といいつつ、俺は『シルバー・バーチ』未読だけど(笑)。 日本のスピリチュアリズムは、時代的な要請もあったのだろうか、「修養」というか道徳的な色...
浅野和三郎先生から連なる、日本のスピリチュアリズムについて書かれた本。著者は『シルバー・バーチの霊訓』の翻訳など、偉大な仕事をしている。といいつつ、俺は『シルバー・バーチ』未読だけど(笑)。 日本のスピリチュアリズムは、時代的な要請もあったのだろうか、「修養」というか道徳的な色合いが濃いように感じる。「邪悪な」「改心して」など、そこかしこに善悪の尺度が含まれている。 そのような二極性の原理による説明は、たしかに単純明快でわかりやすいし、霊性の向上、輪廻転生という思想の母胎でもあろうが、根がへそ曲がりなので、「本当にそうか?」と感じるようになった。メタレベルで見れば、そもそも全て根っこでつながっており、善悪などという垣根は存在しないのではないか?そう感じる。 本書が説くスピリチュアリズム、いわゆる「苦の哲学」は、それを信奉する者にとっては、そのまま現実となるように思う。個人的には、せっかく生まれてきたからには、もっと自由にいろいろ経験したい。冒険心をもち、ワクワクして楽しみたい。率直にそう感じる。
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真贋乱舞の中、真のスピリチュアリズムを力説した好著であり、内外の著名研究者、好著の紹介も含んでいる。
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