鉄輪 の商品レビュー
藤原新也の本は『乳の海』以来か 昭和の骨太の学生運動の匂いのする 好きな文章だけに 逆に敬遠してたように思う 先週の朝日新聞beに別府温泉の 湯治安宿の話で出てきて 興味深く思った
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不細工な思春期を思い出す。 何かに怯えて、何かに焦って、何かを脅して、何かを得たような錯覚。それを格好良い大人たちは、自分探しと言ったりするけど、どうなんだろうか。 個人的にそれは、補助輪を外した自転車のようだと思う。誰かに支えてもらいたいけど、支えてもらいたくない矛盾した不安定...
不細工な思春期を思い出す。 何かに怯えて、何かに焦って、何かを脅して、何かを得たような錯覚。それを格好良い大人たちは、自分探しと言ったりするけど、どうなんだろうか。 個人的にそれは、補助輪を外した自転車のようだと思う。誰かに支えてもらいたいけど、支えてもらいたくない矛盾した不安定さが少しこそばゆい。「少年のまなざしには、まだ何ものも手にしていない者の不安の色と、底無しの自由とが同居しているよう」。因みに鉄輪は大分県らしく、無知過ぎて知らなかった。
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