夢・出逢い・魔性 の商品レビュー

森博嗣(著者)

2013/09/10

Vシリーズ、４作目。

今回の舞台は東京にあるTV局。なので、林さんは出てこない。代わりに稲沢という探偵さんが新しいキャラとして加わる。事件の方はとりあえず置いといて、稲沢さんの正体（？）が最後にサラッと明かされ、そこが一番驚いた。
とりあえず事件の方はまたさておき、紅子、練無、紫子の三人にテレビ局や刑事さんたちが振り回されるところも楽しい。もちろん事件の密室トリックもナルホド～と納得はさせられるのだが、それより、文章の言い回しとかが洒落てて、そこが森作品の醍醐味かなぁと改めて思いマス。タイトルの付け方も良し。英語の方はすぐわかったけど、「夢で逢いましょう」というフレーズとも引っ掛けてたわけね。誰かのレビューを見て漸く気付きました。恐るべし、森博嗣。

2013/09/01

タイトルが素敵な作品。
犯人は全く想像つかなかったです。

読み終えても夢でも見ていたかのようなぼんやりとした印象で。

最後の稲沢さんの性別には驚かされました

2012/10/07

20年前に死んだ恋人の夢に怯えていたN放送プロデューサが殺害された。犯行時響いた炸裂音は一つ、だが遺体には二つの弾痕。番組出演のためテレビ局にいた小鳥遊練無は、事件の核心に位置するアイドルの少女と行方不明に…。繊細な心の揺らぎと、瀬在丸紅子の論理的な推理が際立つ、Vシリーズ第4作。
「BOOK」データベース　より

殺人をした動機が・・・これはなかなか想像がつかない．
でも、他人を演じることを、”かぶる”と表現していることには、なるほど、と思う．役者というのは、他人をかぶっている人なのだ．

2012/07/14

エピグラフのルイス・キャロルは本当に素敵だった。
専門的な知識を必要としないから、とても読みやすい。事件の構成自体もさほど難しくはないけど、精神異常者が事件に関与しているから、著者のミスリードと合わせてごちゃごちゃしている。
犯人も結構すぐに分かってしまうし、探偵の性別も、名前が女性でも男性でも通じるものだったから、もしかして男性を装わせて女性とか？となんとなく想像がつきやすい。著者の敷いた叙述トリックが、事件そのものよりも楽しめる。

2012/05/27

久々の読書は森博嗣さんの作品。クイズ番組に出るためにやって来た東京の放送局で起こった殺人事件の話。本編のトリックよりも別のところのオチに一番ビックリさせられたが、それが目的だとすると壮大なミスディレクションにまんまとハマってしまった感じ。

2012/04/22

図

事件に対しては最後まで、４０％くらいの興味を上がることなく下がることなく犯人が逮捕されるまで持ち続けた。
キャラクター小説として読み終える。

稲沢さんについてについては、終盤に明かされるトリック（というより秘密？）に関しては最初から疑っていた。
ファーストネームが明かされない時点で「ははぁん」と。

「読者が謎を解とかくだらね。探偵役がいるんだから、流れに沿っていくだけでいいだろ」というスタンスを自分の中で持っているが当たるとやっぱり嬉しい。
卑怯な立ち位置に突っ立ている。

「白のベンツは虎くらい強いのだろうか。」のような、森博嗣の独特な視点、文章は読んでいてクセになる。
固さと柔らかさを持つアンビバレントな感覚が芽生える。

2012/03/20

Ｖシリーズ第４弾。
東京のテレビ局で起こる殺人事件の話。

犯人も、○○が○○なのも途中で読めた。
（ミスリードにも引っかかったけれど……）

夢・出逢い・魔性
夢で逢いましょう
You May Die in My Show.

2011/11/16

Vシリーズ4冊目。

お馴染みのメンバーがクイズ番組に出演。
れんちゃんが大活躍の回。

普段見慣れている人物もカメラを通して見ると新しい一面が見つかるものかもしれない。
ちょっと遠く感じて寂しくなったり‥。
そんな切なさがあったかも？
ほぼないに等しいか。

三人娘の活躍が楽しかった。

2011/11/13

第四弾
Vシリーズまだ全部読んでませんが
この作品が一番好きかも♪

クイズ番組に出演
ワクワク☆

練無の愛の逃避行・笑

稲沢さんっていう人の良さそうな探偵さんも加わった
また出てくるかなぁ

2011/11/05

―You May Die in My Show―
エピグラフ：「不思議の国のアリス」ルイス・キャロル著

何が一番ミステリかといえば…
本編と関係ない叙述トリックでしょうね。
そこは犯人よりも吃驚しました。