新・人間革命(第7巻) の商品レビュー
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1章 文化の華 教育部の話。キューバの革命の話。教育部の話が心に響く。新人間革命はあらゆる部に対して書かれてある。こちらが受け止める力量があるかだ。最後の「勝つために悩み、苦しむ」がとても響く。 ・日本の教育の実態は、経済成長に貢献する人材を輩出すればよい。なんのための教育課、何のために学ぶのかという根本の目的を問わずに。 ・利害の打算に目が暗んで、善悪の識別の出来ないものに教育者の資格はない。その識別が出来て居ながら、その実現力のないものは教育者の価値はない。 ・教育部こそ、道理に適った弘教、指導を。 ・平和を望みながらも、相互不信に陥り、反目し、憎悪し合っているのが、世界の現実。 ・憎悪を慈悲に、破壊を創造に、不信を信頼に転じゆく力こそが、南無妙法蓮華経。それが人間革命。 ・戦争の絶滅という人類史の課題に、真っ向から挑むために、50年、百年後の平和の堅固な礎を築こうとしていた。 〇私は、勝つために悩みに悩み、苦しみに苦しむ。そして、必ず勝って、その大勝利の喜びを源泉として、学会は前進するのだ。 2章 萌芽 ハワイ、ロサンゼルス、ニューヨークの話。質問会、座談会の名手となりたい。なれるように全人格的に訓練を積む。 ・自分の境涯が変われば、物事の感じ方、とらえ方も変わっていく。その原動力は、強い一念を込めた真剣な唱題。題目を唱え抜いて、勇気を奮い起こして行動し、自分の壁を打ち破った時に、境涯を開くことができる。「一身一念法界に遍し」。離れていたのは、先生と私の心の距離。 ・先生が入会した時、青年部員は、実質7人。使命を自覚した、真剣な一人がいれば、すべては広がっていく。 ・授戒の儀式自体は、生涯、御本尊を受持し、信心に励んでいくときの誓いを立てる形式。 ・真剣とは、命をかけること。 ・活動こそ、自己の成長と境涯革命の原動力。 ・質問会は担当者が問われる場。 ・的確な質問や、深い法理を語る契機となるような質問が出ると、戸田先生は称賛を惜しまなかった。 ・立正安国の精神を自身の生き方の根幹として。 3章 早春 ドイツ・フランス・スイス・イタリア・インド・台湾・香港・タイの話。 ・人間は、寝る時も、死ぬ時も、畳一畳分のスペースですんでしまう。境涯が広く、大きければ、住むのは狭い家で十分だ。 ・大切な生命を何のために使うのか。 ・試練や障害に出あうたびに、これでまた一つ、人生のドラマができたと思い、勇んで立ち向かってきた。どうせなら堂々たるヒーローを演じようじゃないか。 ・海外では政治に関わる意思はないことを、明言。各国の組織が法人として登録し、独自の活動を推進していくこと。 4章 操舵 新潟の列車が豪雪により、立ち往生した話。創価班の魂や大変な時の学会精神など胸に響いた。台湾の活動停止の話。今では考えられないことだが、何十年も活動が一切できない日を乗り越えている歴史を知ること。本当に今の姿は凄いこと。 ・窮地のなかでこそ、人間の真価が発揮される。 〇毎年この日に、戸田に“勝利”の報告をすることを、自らの義務としていた。勝利の実証をもって、法要の席に馳せ参じることが、弟子の道であると決めていた。口先だけの決意の人間を絶対に信用しなかった。ハッタリ屋、ペテン師、イカサマ師。草の根を噛み、岩盤に爪を立てても、前へ進み、勝って、誓いを果たし抜いてこそ獅子である。 ・「王地に生れたれば身をば随えられたてまつるやうなりとも心をば随えられたてまつるべからず」。精神の自由の宣言。
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