考古学と植物学 の商品レビュー

辻誠一郎(編者)

2012/12/25

考古学と植物学　辻誠一郎 編　2000年3月7日初版発行　同成社

はじめに
第１章　考古学にとっての植物
（１）植物への誘い
（２）考古学と植物学のかかわり

第２章　植物と植物遺体
（１）植物の基礎
（２）植物遺体と産出状況

第３章　珪藻
（１）形態
（２）生態
（３）珪藻化石の分析方法
（４）古環境の指定と標本保存の方法
（５）水稲稲作に伴う珪藻組成の変化
（６）海成層の位置を珪藻分析によって知る
（７）堀や河道の堆積環境を調べる
（８）火山灰降灰に伴う水域変化－珪藻は水質監視のバロメーター
（９）珪藻群集が示す弥生都市周辺の環境汚染
（１０）珪藻化石が語る旧石器時代の地表環境
（１１）活断層の活動度を珪藻分析によって知る
（１２）珪藻殻の増減が示す気候変動

第４章　パリノモルフ：花粉と胞子
（１）花粉分析の世界
（２）花粉と胞子の基本的な性質
（３）分析方法と標本作成・保存法の実際
（４）花粉分析による調査研究

第５章　種実類：大型植物遺体
（１）大型植物遺体は語る
（２）大型植物遺体の産出状況とタフォノミー
（３）大型植物遺体の形態の基礎
（４）調査・研究の方法
（５）植生および人と植物のかかわり史の復元

第６章　木材
（１）遺跡出土材からわかること
（２）遺跡出土材の樹種同定
（３）遺跡出土材の種類
（４）遺跡出土材の樹種同定の実際
（５）遺跡出土木材による植生復元と木材利用史の研究
（６）遺跡出土木材研究の未来

第７章　植物珪酸体（プラント・オパール）
（１）植物珪酸体分析法
（２）考古学分野における植物珪酸体分析の応用例

第８章　
（１）考古学と植物学
（２）植物群と植生の復元－生態系復元に向けて

第９章　環境と人間活動
（１）植生変化と人間活動
（２）人間とのかかわりによる植物の進化

第１０章　研究機関・埋蔵文化財関係機関での保存と公開
（１）植物遺体の保存と公開
（２）現生比較標本の保存と公開