風の海 迷宮の岸 の商品レビュー

小野不由美(著者)

『十二国記』シリーズ…

[文庫ＯＦＦ]

『十二国記』シリーズの二作目。麒麟としての自信が持てない泰麒が主人公です。前作「月の影　影の海」は王（前作では陽子）からの視点でしたが、これは麒麟（泰麒）からの視点で描かれていて、また違った感じが楽しめます。幼い泰麒の心の葛藤がとてもリアルで痛々しく感じられました。けれど、徐々に成長していく泰麒の姿には読んでいて微笑ましくなるものがありますね。この巻では麒麟の生態がよく分かります。それでさらに次巻が読みたくなること、間違いなしです！

『魔性の子』の高里君…

[文庫ＯＦＦ]

『魔性の子』の高里君が、「神隠し」にあっていた時のお話。幼少の頃、雪の降る日に自宅の庭から忽然と姿を消した高里要。彼は、こちらに戻ってくる1年半の間、いったいどこで何をしていたのか。「ぼくは人間じゃないんだ」。「どうして離れてしまったんだろう。お側にいるって誓ったのに」。王とは誰か。麒麟とは何か。『十二国記』シリーズの第2弾。第1作の『月の影、影の海』が王の話なら、この『風の海、迷宮の岸』は麒麟のお話です。

なんだか可哀想にまで…

[文庫ＯＦＦ]

なんだか可哀想にまで悩んでいる泰麒の姿が愛らしかった。これからもずっと可愛いままでいてくれ！

ますます、奥深くなっ…

[文庫ＯＦＦ]

ますます、奥深くなっていく十二国記の世界に、浸れます。キャラクターが、とにかく魅力的です。

間違えてこの作品から…

[文庫ＯＦＦ]

間違えてこの作品から読み始めてしまいましたが、しっかりした１つの作品として読めました。（もちろん順番どおりに読んだほうがわかりやすいと思いますが･･･。）泰麒が真っ直ぐな性格でとても可愛らしいし、驍宗や李斎、そして女仙たちまで、出てくる人々が皆魅力的です。麒麟の蓬山での生活の様子も、王を選ぶ過程も、非常に面白くおすすめです。

十二国記シリーズ三冊…

[文庫ＯＦＦ]

十二国記シリーズ三冊目。蓬莱から戻った泰麒は、蓬山で自国の王を見定める為の昇山で恐ろしい気を持った男と出会う。本能が告げるその宣告を、泰麒はただ恐れていた。主を得た戴国の行方とは……。

新潮文庫の「魔性の子…

[文庫ＯＦＦ]

新潮文庫の「魔性の子」とも絡んできます。ある日白い手に呼ばれて日本から十二国記に迷い込んだ少年、そこで自分が神獣の麒麟だと聞かされ、彼が成長して王を選ぶまでの冒険物語。少年の成長に心洗われます。

前作で名前だけ出てい…

[文庫ＯＦＦ]

前作で名前だけ出ていた泰麒の話。異世界で育ち自信を持てない中で、懸命に自分のなすべきことをしようとする泰麒の姿は素晴らしいです。周囲の期待に答えられず悩む姿、折伏の中で己の存在理由を直感する姿、自分の行為を責める姿。それだけに、ラストシーンの幸せそうな姿はジーンとします。また、泰麒の折伏は剣も銃も魔法も無いものの、まさに手に汗握る死闘！そして、剣技、人望、見識、器量（景麒と交わしたという言葉は、まさに「漢」でしょう）全てにおいて尚隆にさえ引けを取らぬ驍宗。シリーズ屈指の好漢ではない

泰麒が日本から十二国…

[文庫ＯＦＦ]

泰麒が日本から十二国の世界に来てしまってから沢山の事に悩み、苦しみ・・小さな泰麒は可愛らしいですが少しせつなくなります。

天啓に従い王を選ぶ責…

[文庫ＯＦＦ]

天啓に従い王を選ぶ責を負う麒麟、泰麒は人間として育ったために自信を持てないでいる。何だこの話？と最初は思ったものの泰麒の成長と彼が選ぶ王となるべき男とのエピソードにはまる、はまる。12の国を舞台にした壮大なるファンタジー。シリーズ第2弾。