ゴミにまみれて の商品レビュー
一流大学出であるにも…
一流大学出であるにもかかわらず、ゴミ収集員として働くことになった著者が見たゴミ収拾員の世界。消費を美徳とし、まだ使えるものまでがどんどん捨てられてしまう大量消費社会。矛盾を感じながらも、著者個人の力ではどうすることもできない。さて、あなたがこうした境遇に置かれたとしたらどうするだ...
一流大学出であるにもかかわらず、ゴミ収集員として働くことになった著者が見たゴミ収拾員の世界。消費を美徳とし、まだ使えるものまでがどんどん捨てられてしまう大量消費社会。矛盾を感じながらも、著者個人の力ではどうすることもできない。さて、あなたがこうした境遇に置かれたとしたらどうするだろうか?
文庫OFF
かなり古い、一地方の街でのゴミ収集係の視点からみたルポ。現地のミニコミ誌に連載されていたもの。 たしかにゴミを捨てすぎている生活。都心ではこんなもんではない。もっと多くの問題があり、日々悩む人が沢山。本書当時から20年近くを経て、リサイクル活動等は継続されているが、ゴミも増え...
かなり古い、一地方の街でのゴミ収集係の視点からみたルポ。現地のミニコミ誌に連載されていたもの。 たしかにゴミを捨てすぎている生活。都心ではこんなもんではない。もっと多くの問題があり、日々悩む人が沢山。本書当時から20年近くを経て、リサイクル活動等は継続されているが、ゴミも増え続けている。 面白かったのは市の清掃員の状況を内部から赤裸々に綴っている点。ものすごい荒みかた。これはたしかに凹む状況と思いつつ、ちょっと視点をずらし、見え方を変えたら我が職場にも同様のものがあるかも、と若干心配にもなる。自宅そばのわずか10件分のゴミ捨て場の掃除当番でさえ、しばしば荒れててやになるにに、収集で何10箇所と回る人たちはさぞやお疲れのことだろう。 まとめ切れないが、真面目に色々考えられる本でよかった。
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