砂の魔術師アリジゴク の商品レビュー
個人的に子供の頃は非常に身近だったアリジゴクですが、本書はそんなアリジゴクの生態など幅広い知識がインプットできます。アリジゴクの唾液が猛毒を持っている話や捕餌戦略の話、また著者が豪州での溝堀り型アリジゴクの研究で偶然に新種を発見した話なども紙数を割いていて、アリジゴクのような捕食...
個人的に子供の頃は非常に身近だったアリジゴクですが、本書はそんなアリジゴクの生態など幅広い知識がインプットできます。アリジゴクの唾液が猛毒を持っている話や捕餌戦略の話、また著者が豪州での溝堀り型アリジゴクの研究で偶然に新種を発見した話なども紙数を割いていて、アリジゴクのような捕食型昆虫の魅力を余すことなく語っている良書だと思います。
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[ 内容 ] アリジゴク(蟻地獄)はウスバカゲロウ類の幼虫だ。 砂の中にすり鉢状の巣を掘って、餌が落ち込んでくるのをひたすら待つ―そんなイメージで調査を始めた著者は、多種多様なアリジゴクに触れるうちにその魅力から逃れられなくなる。 巣穴を掘るのは実は少数派であった。 さらに巣穴から溝を伸ばして小動物を導く巧妙な仕掛けを使う種も発見された。 日本の浜辺からオーストラリアの内陸部まで、砂の中にひそむ魔術師の生態と行動を追う。 [ 目次 ] 第1章 捕食性昆虫とは何か 第2章 砂の魔術師 第3章 アリジゴクの生活史 第4章 砂丘環境とアリジゴクの捕食戦略 第5章 さまざまなアリジゴク 第6章 オーストラリアにアリジゴクを求めて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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