なぜあらそうの? の商品レビュー
図書館にて。 「戦争をやめた人たち」と一緒に、娘が学校の図書室で見つけたとおすすめしてくれた本。 「戦争をやめた人たち」は実話で、人間の良心の奇跡みたいなものを感じて良かったと思ったんだけれど、こちらの本の方がフィクションなのに現実に近いのだろうなと思った。 どんどんエスカレート...
図書館にて。 「戦争をやめた人たち」と一緒に、娘が学校の図書室で見つけたとおすすめしてくれた本。 「戦争をやめた人たち」は実話で、人間の良心の奇跡みたいなものを感じて良かったと思ったんだけれど、こちらの本の方がフィクションなのに現実に近いのだろうなと思った。 どんどんエスカレートしていって、最後は大切なものをすべて失って呆然とするとことがなんてリアルなんだろうと思う。 かわいいキャラクターで描かれた残酷な物語、これよりもっと残酷で怖いことが現実で起きているんだよね。 娘はいったいこれを読んでどう思ったんだろう。 こんなにみんなが戦争はやめよう、戦争なんてダメだと思っているのにどれだけ経験してもやめられない人間、そのうち滅びるのかもしれない。
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字のない絵だけの絵本。 争いのキッカケは本当になんだったんだろう? 訳もわからず争いが起こり、それが人を呼び、どんどん規模が大きくなっていく。 本当にくだらない。 それが戦争。 カエルもネズミも戦っている時の顔がほんのり笑っているようにも見えて、それがまた恐ろしい。
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〝1匹のカエルが、1本の美しい花を手にしています。そこへ1匹のネズミがやってきて、カエルの花を奪い取ります。 何故? 次に、2匹のカエルが加わって、ネズミを追い払い、手あたり次第に花を摘み始めます。 何故? すると今度は、ネズミたちがもっとひどい暴力で仕返しにやって来ました。 そ...
〝1匹のカエルが、1本の美しい花を手にしています。そこへ1匹のネズミがやってきて、カエルの花を奪い取ります。 何故? 次に、2匹のカエルが加わって、ネズミを追い払い、手あたり次第に花を摘み始めます。 何故? すると今度は、ネズミたちがもっとひどい暴力で仕返しにやって来ました。 そして、争いは益々エスカレ-トして・・・〟何故争いは起こるのか、何故争いは止まないのか、そして最後に何が残るのか?・・・幼い頃、戦争で町が破壊され、暴力で人心が壊される光景を目にした作者が、子どもたちや、すべての大人たちに、平和の為に何が出来るのかを問いかけた、文字のない絵本。(1996年ベルギー児童図書評論賞)
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7歳8ヶ月の娘 4歳8ヶ月の息子と ちょうどEテレの録画していた 動物会議から戦争を考える ってやつを見たあとだったので なんかいろいろと考えさせられた 文字がないので 子どもたちと あれこれ想像しながら考えながら いろんなことを話して 読めた
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字のない絵本 字がないことでより伝わることがあるんだと実感 すべての世代に見てほしい ********* ★2022.8(1年・2年・3年)
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なぜあらそうの? ニコライ・ポポフ 名前からしてロシア人だろう。 偏見を持って、ロシア人がよく言うよ! と思った。 表紙は のどかな雰囲気の中のカエルくんだ。 作者にすれば、こちらがロシア人の例えかな。 あとがきからそう判断する。 そこにネズミが現れ、カエルくんの場所を奪...
なぜあらそうの? ニコライ・ポポフ 名前からしてロシア人だろう。 偏見を持って、ロシア人がよく言うよ! と思った。 表紙は のどかな雰囲気の中のカエルくんだ。 作者にすれば、こちらがロシア人の例えかな。 あとがきからそう判断する。 そこにネズミが現れ、カエルくんの場所を奪う。 ネズミは、ナチスドイツの例えかな。 それからドンドンと双方エスカレーション。 作者は第二次大戦の愚を表現して、問題提起したのだろう。 月日が流れて現代は。 カエルくんはウクライナ人の例えだろうか。 ネズミは ナチスプーチンロシアか! でもカエルは戦争の顔をしていない。 ロシア人が描いたので⭐️⭐️⭐️。 読後感。 何かじわっと非常に後味が悪い! んだわ。 本書は、絵本で世界を旅しよう で 10番目に紹介されている本です。
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絵だけの絵本です でも、小さな争いがどんどん大きな争いになっていくことがわかります 最後の作者の言葉もきちんと伝えたい1冊です さっと読んで5分位です
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表紙だけ見ると、文がたくさん書いてありそうだし、カエルが主人公で、人間たちが戦争している話かと思ったけど、実際は、ことばがなくて絵だけの絵本で、戦争をするのもカエルだった。 カエルも、敵のネズミも、なんとも思わない顔をして戦っていた。最後にはどっちも焼けて、何にもなくて、勝ち負け...
表紙だけ見ると、文がたくさん書いてありそうだし、カエルが主人公で、人間たちが戦争している話かと思ったけど、実際は、ことばがなくて絵だけの絵本で、戦争をするのもカエルだった。 カエルも、敵のネズミも、なんとも思わない顔をして戦っていた。最後にはどっちも焼けて、何にもなくて、勝ち負けの問題じゃないって感じだった。 戦争って嫌だな。(小5)
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絵だけの本。言葉が無いので良い悪いといった価値観の押し付けも無い。愚かなやりとり。胸が苦しいが私は傍観者です。
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文字のない絵本。 最初は一匹のカエルが花を手にしていただけなのに、ネズミが現れその花を奪ったことから、争いがエスカレートしていく。作者が幼い頃、独ソ戦争を体験し、その後、トルストイなどの作品に触れたことによりこの作品が生まれたそうです。 文字がないからこそ訴えてくるものがあり読...
文字のない絵本。 最初は一匹のカエルが花を手にしていただけなのに、ネズミが現れその花を奪ったことから、争いがエスカレートしていく。作者が幼い頃、独ソ戦争を体験し、その後、トルストイなどの作品に触れたことによりこの作品が生まれたそうです。 文字がないからこそ訴えてくるものがあり読み手も想像しなければならない。なぜ、争いは起き、なぜ、やめられないんだろう?そして、争いの後に何が残るのだろう?
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