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輝く平原の物語 の商品レビュー

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2013/10/31

詩人でありデザイナーであり社会主義者であり、なおかつそれぞれ の分野で大きな活躍をしたウィリアム・モリスは現代ファンタジー の創始者でもある。モリス自身が再刊した唯一の書ということで 思い入れも深いのだろう。著者の代表作として読んでみた。 さすがに古い感じは否めないし、現代から...

詩人でありデザイナーであり社会主義者であり、なおかつそれぞれ の分野で大きな活躍をしたウィリアム・モリスは現代ファンタジー の創始者でもある。モリス自身が再刊した唯一の書ということで 思い入れも深いのだろう。著者の代表作として読んでみた。 さすがに古い感じは否めないし、現代から見ると全体的に淡々と している感じが強い。キャラクターの動向を追うだけで、内面の 葛藤などには深く踏み込まない文体は、「引っかかる部分」を 読者自身が見つけなければいけないこともあって相手を選ぶ本 なのかも知れない。 だが、ここに描かれた不死の国とそこで生きることを選択するか どうかという問題はファンタジーのみならず人間にとっても大きな テーマなのではないだろうか。できるならばすべての人が、共に 老いることを選びたくなる、そういう配偶者に出会えますように。

Posted byブクログ

2010/06/26

[ 内容 ] 春まだ浅いある日、平和な日々をおくるクリーヴランドの浜辺に海賊船が出現し、一人の美しい乙女を連れ去った。 乙女の婚約者である“大鴉一族”の若者ホールブライズは海賊船を追って探索の旅に出る。 行く手にあらわれた謎の大男にさそわれ、陰謀渦巻く海賊たちの島へ。 さらに、“...

[ 内容 ] 春まだ浅いある日、平和な日々をおくるクリーヴランドの浜辺に海賊船が出現し、一人の美しい乙女を連れ去った。 乙女の婚約者である“大鴉一族”の若者ホールブライズは海賊船を追って探索の旅に出る。 行く手にあらわれた謎の大男にさそわれ、陰謀渦巻く海賊たちの島へ。 さらに、“不死の王”の支配する“輝く平原”の国へ。 永遠の若さと幸福を約束するというその国で、ホールブライズが出会ったものとは?モリスが生涯のテーマとして追求した「地上の楽園」をめぐる愛と冒険の物語。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ