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ぬくい女 の商品レビュー

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わかぎえふが女性につ…

わかぎえふが女性について書く文章は鋭くて、うなずくとともに笑ってしまいます。

文庫OFF

2010/05/21

久々にわかぎ嬢の作品を読む。 この方は、バリバリの関西人なのに 「標準語の頭」も持っている方で、 関東人にも分かりやすいように 関西の言葉や文化を紹介するのが とてもうまい人だと思う。 少し古い本なので、エッセイの中では まだ中島 らも先生がご健在で(-.- 躁鬱病だのアルコ...

久々にわかぎ嬢の作品を読む。 この方は、バリバリの関西人なのに 「標準語の頭」も持っている方で、 関東人にも分かりやすいように 関西の言葉や文化を紹介するのが とてもうまい人だと思う。 少し古い本なので、エッセイの中では まだ中島 らも先生がご健在で(-.- 躁鬱病だのアルコール障害だのと 戦いつつも、ドタバタと 劇団「リリパット・アーミー」の 舞台に出演している姿が、 らもファンには泣けます(^ ^; 劇団のこと、舞台のことの他にも、 わかぎ嬢の「持病」の引越しについてや、 海外旅行のこと、言葉のことなど、 軽く読めるも勉強になる(?)内容。 面白いエッセイを書く人は、 決まって面白い人々に囲まれている。 わかぎ嬢も「関西小劇団界のお母さん」 的な方で、この当時ご自宅には 常に2~3人の居候が転がっていて(^ ^; それがまた役者バカと言うか、 天然ぼけというか、 日々すっとんきょうな言動を繰り返す。 それをわかぎ嬢の、ある種突き放しながらも 愛情たっぷりな筆致で綴られると、 「一度生で会ってみたい」と思わせる 魅力的な人物像として生きてくる。 劇団の若手のアホ話など、思わず 「んな、アホな」とツッコミを入れながら 読みたくなる逸品です(^ ^

Posted byブクログ