さよならエルマおばあさん の商品レビュー
「私の命はあと1年くらいだろうから、いろいろ準備をはじめないとね・・」 85才で多発性骨髄腫におかされたエルマおばあさんの最後の1年間を、写真と飼い猫のスターキティが思い出を語る形で綴った本。 死に静かに向き合うエルマおばあさん、それを支え見守る家族、おばあさんにつきそうスタ-...
「私の命はあと1年くらいだろうから、いろいろ準備をはじめないとね・・」 85才で多発性骨髄腫におかされたエルマおばあさんの最後の1年間を、写真と飼い猫のスターキティが思い出を語る形で綴った本。 死に静かに向き合うエルマおばあさん、それを支え見守る家族、おばあさんにつきそうスタ-キティ。だんだん弱っていくおばあさんの写真は辛いけど、どの写真もお互いを想いあう愛情に満ちています。 こんな風にまわりに感謝して、愛情を残して旅立てたらいいなと思う。
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写真絵本。多発性骨髄腫の告知を受けたエルマおばあさん。リビングウィルに署名し,自分の家で死の準備を進める姿を愛猫の目から見守ります。こんな穏やかな死を迎えられるなら幸せだろう。ホスピスケア研究会代表の季羽倭文子さんが後書き寄稿。(及川)
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(2004.04.25読了)(拝借) アメリカで、女子刑務所の取材の仕事中に出会ったエルマおばあさん。 80歳をすぎてから多発性骨髄腫という血液のガンを発病、余命1年と聞いたとき、作者は最後の日々を写真で記録したいと頼み撮影させてもらった。 エルマおばあさんの条件は、入れ歯をはず...
(2004.04.25読了)(拝借) アメリカで、女子刑務所の取材の仕事中に出会ったエルマおばあさん。 80歳をすぎてから多発性骨髄腫という血液のガンを発病、余命1年と聞いたとき、作者は最後の日々を写真で記録したいと頼み撮影させてもらった。 エルマおばあさんの条件は、入れ歯をはずした顔だけはとらないでねということだった。 80歳を越しても外出の時にはきちんとお化粧し、ドレスアップする女性としてのお願いということ。 衰えゆくエルマおばあさんと猫の交流を通して死に行くまでを影像に収めている。 衰えゆくおばあさんの写真のみだと悲惨さのみが目立ってしまいかねないところを猫を登場させることによって上手に緩和しているといえなくもない。 写真によって何かを世の中に伝えてゆこうという人でない限り、このような光景を写真に収めようとは考えないだろうと思う。おばあさんの笑顔の場面は、僕でもシャッターが切れるけれど、具合の悪そうな弱りきった顔にカメラを向けることなどできない。 写真絵本という体裁になっているけれど、このような絵本の読者はどのような人なのだろう。この本を購入してきたうちの神さんは、小さい子供にもちゃんと死ということを教えないといけないのよ。死ぬ事は怖いことでもなんでもないということを教えるのにちょうどいい本だわ。といっているのだが。うちの子供たちは既に成人してしまったので、神さんの言い分を実験してみることができないのが残念だ。 入れ歯をはずしていると思われる場面の写真は、顔を真正面から撮るアングルは避けて撮影し、エルマおばあさんとの約束を護っている。 著者 大塚敦子 1960年 生まれ 上智大学文学部英文学科卒業 報道写真、野生動物の撮影、ヒューマン・ドキュメンタリー写真 2001年 この作品で、講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞 (「MARC」データベースより)amazon 多発性骨髄腫の告知を受けたエルマおばあさんが自宅で静かに死を迎えるまでの一年間を、愛猫の目を通して綴る。アメリカのがん告知のあり方を含め、死に至るプロセスと死そのものを、カメラのレンズが克明に伝える写真絵本。
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あなたは、自分の余命が残りわずかだと知らされたら、何をしますか? 余命宣告されたエルマおばあさんの過ごしかたを、一年以上かけて作者が撮り貯めた写真で絵本を作っています。 愛猫の目線からおばあさんの姿をうつしている設定です。 個人的に想いのある絵本なので、声に出すと涙が...
あなたは、自分の余命が残りわずかだと知らされたら、何をしますか? 余命宣告されたエルマおばあさんの過ごしかたを、一年以上かけて作者が撮り貯めた写真で絵本を作っています。 愛猫の目線からおばあさんの姿をうつしている設定です。 個人的に想いのある絵本なので、声に出すと涙がとまりません よって、読み聞かせしようにもできない…でも紹介しまくりたい1冊です。
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猫のスターキティの飼い主のおばあさんがこの世を去る1年間を見届ける写真の絵本です。 この本に私の感想などはいりません。
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「死」がテーマの写真絵本です。 エルマおばあさんの最後の一年間を、猫のスターキティの目を通して語られます。エルマおばあさんの生き方に感動します。そして、人が亡くなったことの喪失感、寂しさがものすごく伝わってくる本です。エルマおばあさんが亡くなった次の日、スターキティが「おばあさん...
「死」がテーマの写真絵本です。 エルマおばあさんの最後の一年間を、猫のスターキティの目を通して語られます。エルマおばあさんの生き方に感動します。そして、人が亡くなったことの喪失感、寂しさがものすごく伝わってくる本です。エルマおばあさんが亡くなった次の日、スターキティが「おばあさん、どこにいるの?」と探すところは、必ず泣いてしまいます。
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エルマおばあさんが 癌の告知を受けてから、 家族に見守られながら死を迎える準備をしていく日々の様子を、おばあさんの愛猫のスターキティの目を通して語られています。 人が生きる、生き抜く、そして自分らしく死ぬこと。 永遠のテーマです。
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