物理数学の直観的方法 第2版 の商品レビュー
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数式がはじめにあり,イメージが次にくるのではない.通常,人間が「こんなイメージのものってないかな?」と考えて,それを具現化するために「どう数式にすればいいのかな?」と考える.この本はみなもよく知っている数式をイメージ化して説明することで,自分でイメージから数式をつくりあげる能力を伸ばしてくれる本.
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[ 内容 ] 87年に出版されて爆発的反響を呼び、理系読者を驚喜させた名著が、2000年度を機に改訂版として甦る! 今回新規に加筆された章では「三体問題」の不思議が解き明かされ、それを通じて新たな視野が拓かれる。 恐らく読者は本書によってエキスパートへの最短の道を手に入れることだろう。 [ 目次 ] 第1章 線積分、面積分、全微分 第2章 テイラー展開 第3章 行列式と固有値 第4章 eiπ=-1の直観的イメージ 第5章 ベクトルのrotと電磁気学 第6章 ε‐δ論法と位相空間 第7章 フーリエ級数・フーリエ変換 第8章 複素関数・複素積分 第9章 エントロピーと熱力学 第10章 解析力学 第11章 三体問題と複雑系の直観的方法 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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学部レベルの数学や物理で出てくる厄介な部分を分かりやすく解説。 何か新しい知識を提供してくれる本ではないが、理解度をあと10upさせてくれる。 よって、ある程度の予備知識があったほうがこの本は楽しめる。 これを読んだ後、もう1回その分野を勉強すると何かいいことあるかも。
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大学数学をやっていてなんかしっくりこない,イメージがわかない...という人におすすめ.厳密な部分はとりあえず置いといて,「ああ,こういうことか」とわかった気になれる.フーリエ級数の章は大学1年の時に読んでおいて大分その後の勉強に役だった気がする.
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20年あまり前、第一版にはずいぶん助けられた。 追加となった章も興味深く読めた。理工系学生に絶対オススメの書。
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多分2~3回は読みました。 こういう本は寝っ転がって読むのが一番。 でも、そういう本があまり無かった当時は貴重でした。
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ベクトル微分演算子や複素関数など、イメージしにくい物理数学を感覚的に理解するための解説本。「理系読者を驚喜させた名著」らしいですが、言われなくても当たり前のことや、ちょっと的外れの解説も多く、個人的には微妙でした。
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確かにありそうでなかった、物理系計算式で頻用するツールの解説本。 テイラー問題、e^(iπ)=-1のeやiはそもそも何を定化した記号だったか、ε-δ論法の解題…など、改めて説明されると「おー!そうであった、そうであった」と頷き返すこと、しきり。 現役学生よりも、卒業ししばらく物理...
確かにありそうでなかった、物理系計算式で頻用するツールの解説本。 テイラー問題、e^(iπ)=-1のeやiはそもそも何を定化した記号だったか、ε-δ論法の解題…など、改めて説明されると「おー!そうであった、そうであった」と頷き返すこと、しきり。 現役学生よりも、卒業ししばらく物理計算から遠ざかっていたかたのほうが、回顧本として楽しめる気がします。 87年初版なので、今はもっと良い解題本が出ているかもしれません。
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