幻滅への戦略 の商品レビュー

ポールヴィリリオ(著者),河村一郎(訳者)

2012/07/15

『速度と政治』のころよりさらにテクノロジーは進化した。

速度の上昇は、もはや我々を機械と代替可能な存在とし、選択は自動化される。

そうした社会においては、かつての《純粋戦争》すら形態を変え、もはや戦争自体がなくなってしまう。
敵、ではなく、ノイズ。

システムにとって邪魔となるノイズを排除すること。
それが戦争に取って代わる。

衛生システムなどパノプティコン的な社会システムに囲まれながら、いまも我々は生きている！