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殺人者志願 の商品レビュー

3.5

23件のお客様レビュー

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ある若い夫婦が借金の…

ある若い夫婦が借金のため、殺人を請け負う。狙うターゲットと次第に仲良くなりながらも、殺人に及ぼうとする所などは、痛々しくて、ページがおもかったが、そこを越えれば岡嶋ワールドを満喫できた。

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殺人を依頼されてしま…

殺人を依頼されてしまった二人はターゲットの身分調査をはじめることになるが・・・岡島二人の作品の中でも5本指に入る傑作。

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展開のはやいミステリ…

展開のはやいミステリ。読みやすさと会話の面白さは見事。

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間抜けな二人が楽しい…

間抜けな二人が楽しいミステリ。ユーモア系。自分は気に入った作品。

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膨らんだ借金に困り果…

膨らんだ借金に困り果て、鳩子の親戚である社長に泣きついた二人は、肩代わりする条件として、殺人を依頼された。背に腹はかえられない。二人はターゲットの身辺調査に取りかかる。息もつかせぬ傑作長編推理。

文庫OFF

2021/12/01

久々の岡嶋二人さん。ちょっと時代が、、、という部分を感じさせない、その構成と筆力。小説なのに、まるで迫ってくるかのようなドキドキハラハラ。

Posted byブクログ

2020/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

200万円以上の借金を肩代わりする代わりに殺人を依頼された若夫婦。借金が帳消しになるのならと軽い気持ちで引き受け、ターゲットの身辺調査を行い偶然ターゲットの住むマンションの隣の部屋が空いたことからそこへ引っ越し、徐々に交流を深めていく。 状況が全て揃い、あとは決行するだけとなったが、やはり殺人という事の重大さに気づき実行ができない。準備した後片付けをしに、ターゲットの部屋へ合鍵を使って入ると、そこには依頼者が死んでおり、睡眠薬で眠らせておいたターゲットは消えていた。 パニックになり一度自分たちの部屋に戻り、しばらくしてターゲットの部屋に戻ると、今度は依頼者の死体が消えており、さらにその部屋に閉じ込められてしまう。なんとか窓から自分たちの部屋へ飛び移ろうと試みるが無理。そんなこんなしていたらドアが開くようになっており、慌てて自分たちの部屋に戻ると、今度は依頼者の死体がバスルームに放置されていた。 いったい誰からそんなことをしたのか、ターゲットはどこにいるのか。後半から急展開。 読み始めは主人公の若夫婦の頭の悪さにうんざりして途中でやめようかと思ったが、ターゲットを殺す日までたどり着くと後は早かった。斬新なトリックではないけれども実現可能なリアリティがある。 最後はハッピーエンドなのだが、正当防衛とは言え人を殺してしまった人や、やむなくとは言え死体遺棄をした若夫婦など、のほほんとしていて良いんだっけという感は残る。

Posted byブクログ

2018/10/14

親戚の男性から借金の肩代わりと引き換えにある女性の殺害を依頼された若夫婦が、女性の住むアパートに引っ越し、殺害計画を立てながら見張る中、別の男性の死体を押し付けられて、犯人不明のまま死体遺棄をする。軽快な文章と展開で重苦しくなく、違和感もなく、するすると引き込まれる。若夫婦の自然...

親戚の男性から借金の肩代わりと引き換えにある女性の殺害を依頼された若夫婦が、女性の住むアパートに引っ越し、殺害計画を立てながら見張る中、別の男性の死体を押し付けられて、犯人不明のまま死体遺棄をする。軽快な文章と展開で重苦しくなく、違和感もなく、するすると引き込まれる。若夫婦の自然体な仲の良さに和む。

Posted byブクログ

2017/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017年18冊目。 岡嶋二人作品の中ではまぁまぁ。主人公の2人のキャラクターがあまり好きではないのを差し引いても、この先どうなってしまうのだろうとハラハラドキドキしながら読み進めることができた。 ただ、ラストがなぁ・・。ハッピーエンドに越したことはないのだろうけど、自分を殺そうとした相手を許せるものかとスッキリしない感が残る。 電話喫茶なるものを初めて聞いてそれはそれで衝撃だったw

Posted byブクログ

2017/02/12

 作品解説(冒頭より一部抜粋)「ある人物を、殺してもらいたい」なんて頼まれて、ホイホイ引き受けるヤツ、そういないだろう。普通なら「ご冗談を」ぐらいで片づけるところだ。つまり、その時の俺と鳩子は、普通じゃなかった……ってことになるんだろう、たぶん。  主人公・菊池隆友は何の才能も...

 作品解説(冒頭より一部抜粋)「ある人物を、殺してもらいたい」なんて頼まれて、ホイホイ引き受けるヤツ、そういないだろう。普通なら「ご冗談を」ぐらいで片づけるところだ。つまり、その時の俺と鳩子は、普通じゃなかった……ってことになるんだろう、たぶん。  主人公・菊池隆友は何の才能も無い日本人男性。あるのは膨らんだ借金のみ。妻・鳩子の親戚・宇田川から借金の肩代わりとして、殺人を依頼される。そして作品は一気に暗い展開へ……とはならないのが岡嶋作品のいい所。菊地夫婦は頭のねじが一本外れたような性格だし、殺しを依頼する宇田川でさえも二人の会話にはタジタジ。ミステリーの肝であるラストもさることながら、この作品では人間らしい犯罪者・菊地の心理描写を楽しんでほしい。

Posted byブクログ