ネット・ウォーズ の商品レビュー
インターネットの世界ではいかに情報を集めるかが重要になる。 アメリカ政府は民間企業を上回る規模で、あらゆる日本市場をコントロールするための情報戦争で優位な立場を確立するようになった。 ECHELONに代表される電波傍受活動は、日本の政府や企業がどこまでアメリカの意図や動きを察知し...
インターネットの世界ではいかに情報を集めるかが重要になる。 アメリカ政府は民間企業を上回る規模で、あらゆる日本市場をコントロールするための情報戦争で優位な立場を確立するようになった。 ECHELONに代表される電波傍受活動は、日本の政府や企業がどこまでアメリカの意図や動きを察知しているのかを確認するうえでもきわめて有効な情報ソースとなっている。 ネット・ウォーを勝ち抜いたものが大統領になるのがアメリカ。 2000年1月、日本の中央省庁のHPがハッキングされた。最初に狙われたのは科学技術庁。 1999年、ベオグラードの中国大使館がNATO軍の空爆で破壊され、内部にいた中国人ジャーナリスト3人が死亡した事件をきっかけに発生した米中のネットウォーズ。怒った中国人がアメリカ政府の複数うのサイトにメール爆弾を送りつけた。北京のアメリカ大使館のサイトも改ざんされた。アメリカ内務省のサイトには中国の国旗も出てきた。 アメリカも無視できなくなり、中国本土の警察や治安部隊のコンピュータシステムに侵入して人権無視を訴えた。(ただし米国政府かどうかは不明)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] インターネットをビジネスチャンスに繋げたニューリッチたち。 「次なる一手」に鎬を削るマイクロソフト・AOLなど第一幕の勝ち組企業。 国をあげて情報による世界制覇を目論むアメリカ、それに対抗するアジア・ヨーロッパ勢力。 いまや国家も企業も個人も、ネット社会の勝者たるべく野望をむきだしにした。 日本は、90年代の「第二の敗戦」を乗り越え、このパワーゲームを勝ち抜くことができるのか? 独自の取材力と、緻密にして大胆な分析で、熱き戦いの表と裏のシナリオを読み解く。 [ 目次 ] 序章 アメリカの繁栄を支えるものは何か 第1章 ビル・ゲイツの二十一世紀戦略 第2章 ウォール街・シリコンバレー連合の「次なる一手」 第3章 大統領を操るペンタゴンが描く情報覇権のシナリオ 第4章 アメリカの一人勝ちを創出した日本 第5章 ユーロ新情報帝国の誕生 第6章 ネット・テロ―暗躍する闇の組織集団 第7章 日本のネット化を潰したアメリカの情報戦略 第8章 日本の逆襲はあるのか 終章 ネット・ウォーズの行方 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
- 1