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崩れる の商品レビュー

3.3

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2012/05/28

どれも薄気味悪い後味。 書かれたのがだいぶ前らしく、それが感じられる点もあるにはあるが、 今の社会でも色あせること無く通用するストーリーばかりでは無かったか。 空き時間によい、手頃な短編集。

Posted byブクログ

2012/03/20

ちょっとしたどんでん返しとかもあった。 短編で読みやすかったのでちょっと時間がある時とかに読むのにいいかも。 桐野夏生さんのOUTみたいに疲れた主婦とかがけっこう重かったけど。

Posted byブクログ

2012/03/01

◆崩れる・・・突然会社を辞めた息子と、仕事を滅多にしない夫。なぜ私はこんな男達のために汗水垂らして働いているのだろう? ◆怯える・・・昔付き合っていた女が毎日のように、自分がいない自宅に電話をかけてくるらしい。そのせいで身重の妻の様子は日増しにおかしくなっていく。 ◆憑かれる・・...

◆崩れる・・・突然会社を辞めた息子と、仕事を滅多にしない夫。なぜ私はこんな男達のために汗水垂らして働いているのだろう? ◆怯える・・・昔付き合っていた女が毎日のように、自分がいない自宅に電話をかけてくるらしい。そのせいで身重の妻の様子は日増しにおかしくなっていく。 ◆憑かれる・・・翻訳家として独り立ちしている聖美のもとに、突然高校時代の女友達から電話が。今からすぐに結婚祝いの食事会に来てくれないかという。 ◆追われる・・・結婚相談所で、登録者の男性の模擬デートの相手を務めている千秋。こちらは仕事と割り切っているのだが、中には本気になって熱をあげてしまう男性もいて・・・。 ◆壊れる・・・妻が運転していた車にぶつかってきたのは、なんと部長の奥さんが運転する車だった。立場上、強く言えない安永は、なんとか部長の弱みを見つけようとする。 ◆誘われる・・・ママ友が欲しくて新聞に投書した。いい相手が見つかったと思ったのだが、彼女はかなりずうずうしい上に、なんと盗みまで働いているようだった。 ◆腐れる・・・どうしても気になる隣りの家の臭い。最初はただゴミを溜めてしまっているだけかと思っていたが・・・。なぜ、子供の姿が見えなくなったのだろう? ◆見られる・・・毎日のようにかかってくる正体不明の男からの電話。なぜこいつはこんなにも私の行動を把握しているの!? 以上8編の短編集。すべてが結婚にまつわる話であるが、その結末は決してハッピーではない。サイコホラー的な話が多め。 どれも可もなく不可もなくといったところだろうか。つまらない話もないが、特別印象に残るおもしろい話もないかなぁ。 ◆誘われる・・・華麗なる形勢逆転。思い込みや、片方だけから物事を見ることは間違いの元、と改めて思わされる話。 ◆腐れる・・・どこへ行ったのか旦那!!想像におまかせします的な終わり方だったが・・・((((;゜Д゜)))

Posted byブクログ

2012/01/04

何か読みたいな~と思って購入。。。。 「憑かれる」はこないだの世にもの原作だったのね~ 短編としては、最初の「崩れる」だけは刺激的でした。 解説でも書いてあったけど、 これって初版が2000年で、そのころには新しい題材だったのね~ 今読むと、よくある話のような・・・・・・・・。

Posted byブクログ

2011/09/03

「慟哭」が、かなりいいと思った作者の作品。次に読んだ「天使の屍」がよろしくなかったので、三度目の正直かな。  テーマが結婚らしいので、ちょっと気が引けたが8つの短編ということで読んでみることにした。  短編に挑戦したという作者の言葉通り、いろんなトライが見受けられる。しかし、...

「慟哭」が、かなりいいと思った作者の作品。次に読んだ「天使の屍」がよろしくなかったので、三度目の正直かな。  テーマが結婚らしいので、ちょっと気が引けたが8つの短編ということで読んでみることにした。  短編に挑戦したという作者の言葉通り、いろんなトライが見受けられる。しかし、過去にオムニバスで読んだことがある表題作以外はこれといって・・・ってな感じ。  作者自身の解説に対する私の理解が間違っているのかもしれないが、きりっとしたエンディングじゃなく余韻を残すのが短編だという解釈なら、それは違うと思うけれどなぁ。

Posted byブクログ

2011/02/28

短編も面白い!と読んだ当時は思ったはずなんだけど、読了したのがずいぶん前だから内容が思い出せない。でもワクワクしながら読んだ記憶は残っている。

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2010/12/20

夫婦間で起こりえるミステリー。 不思議系もありの怖い短編集。 ドキドキさせてラストで「ドンッ」と恐怖に持って行かれる お話が多い。 【怯える】はラストで少し肩すかしをくらった感じだけど まぁ、いいか…そうだよねと思った話。 【誘われる】は自分が若い母だった頃を思い出させられた...

夫婦間で起こりえるミステリー。 不思議系もありの怖い短編集。 ドキドキさせてラストで「ドンッ」と恐怖に持って行かれる お話が多い。 【怯える】はラストで少し肩すかしをくらった感じだけど まぁ、いいか…そうだよねと思った話。 【誘われる】は自分が若い母だった頃を思い出させられた話。 ある意味一番怖かったのは【追われる】でしたね。

Posted byブクログ

2010/11/02

図書館にて。 結婚にまつわる短編集ということで、読みやすかった。 それぞれホラータッチで楽しめたが、何より作者がそれぞれの作品に対しての思いを解説していたのが良かった。

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2010/06/06

結婚を題材とした8つの短編集。この作者は事態が悪い方へ、嫌な感じで転がっていく筋を書くのがうまくて、『夜想』と『愚行録』はそのスキルを、あくまで一道具として「作品」を構築してるというイメージだったけど、この短編集は割とそのスキルだけで書いてるという印象でした。 だけど作者のあ...

結婚を題材とした8つの短編集。この作者は事態が悪い方へ、嫌な感じで転がっていく筋を書くのがうまくて、『夜想』と『愚行録』はそのスキルを、あくまで一道具として「作品」を構築してるというイメージだったけど、この短編集は割とそのスキルだけで書いてるという印象でした。 だけど作者のあとがきを読んだら、初の短編ということで、作者としては「長編を書くつもりで」書いていたらしいんです。書き手の心構えと読み手の印象は必ずしも一致しないという例でした。

Posted byブクログ

2009/12/19

最初の話が印象的。 平凡な主婦がふつふつと怒りを蓄めていく過程は、些細なことの積み重ねとタイミングの悪さの相乗作用で、だからこそとてもリアルでうすら寒くなる。 主婦がキレるのが、一番怖い。

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