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地上八階の海 の商品レビュー

2.6

16件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

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2024/03/22

感動したとか物凄く共感したとかはないけれど、世界観にどこか惹かれるところがあって、なんとなくいいなと思える。「真昼の花」も収録されていて、異国の光景が浮かび上がる感じがしてそちらも良かったです。

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2014/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題の他に「真昼の花」という作品の2つのストーリー。どっちかーてと真昼の花の方が面白かった。真昼の花は異国を一人旅する女の人の話なんだけど描写がすごくよくて自分が旅をしてる気分になれました。まぁ一人旅してみたいという気にはなれない内容だけど(笑) 表題作はあんまり共感できず。表題作だけなら★2かも。

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2013/10/30

中編二本。 異国情緒あふれる「真昼の花」と、些細な家族関係をえがく表題作。 やっぱり角田さんは「何でもない話」を書ける作家の筆頭。 どちらもストーリー的なものは一応あるものの、それにおかまいなしに一瞬の風景や感情をこれでもかと描き倒していく。 主人公のリアルな視点を追体験するこ...

中編二本。 異国情緒あふれる「真昼の花」と、些細な家族関係をえがく表題作。 やっぱり角田さんは「何でもない話」を書ける作家の筆頭。 どちらもストーリー的なものは一応あるものの、それにおかまいなしに一瞬の風景や感情をこれでもかと描き倒していく。 主人公のリアルな視点を追体験することでな彼らの感じているなんとも言えない「気だるさ」を読み取る。 こう言った描写は女性作家にしかできませんよね。男性はどうしても話として意味のある描写しかしないイメージです。 もちろん、どちらがいいとか悪いとかの話ではないですが、この些末な日常の描写に飲み込まれていく感覚、嫌いじゃないです。

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2013/07/01

わたしの苦手な、ただただ「なにが、どうした」「だれが、どうした」の連続な話が二つ。 この手のは、ただ淡々とその中で起きた出来事や気持ちや情景が連ねてある。 何かを期待して読んでいても、特に盛り上がりはないのです。 そして結末も特にはないのです。 そうですか、それはそれは、、、が...

わたしの苦手な、ただただ「なにが、どうした」「だれが、どうした」の連続な話が二つ。 この手のは、ただ淡々とその中で起きた出来事や気持ちや情景が連ねてある。 何かを期待して読んでいても、特に盛り上がりはないのです。 そして結末も特にはないのです。 そうですか、それはそれは、、、が精一杯です。 時々このようなのに当たる。角田さん。

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2013/03/06

中編二本入り。前半のバックパッカーの話しは、ちゃんと帰ってきたバックパッカーとしても、結構共感できる。

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2012/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「真昼の花」と「地上八階の海」の2編。 「真昼の花」は、海外へ旅にでたまま帰ってこない兄をなんとなく探しに出かけ、そのまま異国の放浪をつづけ、日本に帰るきっかけも失い、旅の意味もわからなくなっていく女子の話。 「地上八階の海」は兄夫婦の住むマンションに越してきた母の様子がおかしいと、マンションに通うようになる女子の話。 う~~ん。 どちらも何が言いたいのかよくわからんお話だった。 どちらの女子も、めざすところがなく、「今」をなんとなく生き、トラブルにも積極的にではなく、なんとなくしか対応できない。 まあ、私も含め、こういう女子は現実には圧倒的多数だと思うけど。 最後に希望をもたせるわけでも、すっきりさせるわけでもなく、もやもやしたものが残ったまま終わっていったので、後味も悪し。 でも、さすが角田さん、もやもや女子で、特徴がない女子を上手に描いているとは思った。

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2012/05/19

ただ何となくあてもなく生きている、そんな惰性的なストーリー。懶惰な毎日のなかでも、何かしらは決定的に変化し続ける。同じような毎日の中でも、古いものが取り壊され、新しいものが築かれていくうちに、自分の意図とは関係なく、自分自身も知らない間に、気付くと自分の価値観すら形を変えていたり...

ただ何となくあてもなく生きている、そんな惰性的なストーリー。懶惰な毎日のなかでも、何かしらは決定的に変化し続ける。同じような毎日の中でも、古いものが取り壊され、新しいものが築かれていくうちに、自分の意図とは関係なく、自分自身も知らない間に、気付くと自分の価値観すら形を変えていたりする。

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2011/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。鬱々とした二作。 「真昼の花」東南アジアをあてもなく彷徨う女の人。暑さと湿気と不快な臭いが話と合ってイライラした。 「地上八階の海」フリーター女性の日々。買い物頼んだりして一方的な義姉にイライラ。新居に篭る母親は周りとあわせることができなくてかわいそうだった。主人公はふらふらしてて危険だなあ。両方ともそんな話だった。

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2011/03/05

「真昼の花」と表題の「地上八階の海」の2編が収録。 どちらも、読了後に何とも言えないどんより感。 「真昼の花」の方が面白かった。

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2010/05/26

私は旅の経験(特に一人旅)の経験が少ないので あまり感情移入出来なかった作品。 でも独特な世界で楽しかったけど。

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