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太陽の王ラムセス(5) の商品レビュー

4.4

17件のお客様レビュー

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ついにエジプトとヒッ…

ついにエジプトとヒッタイトは和平を結び、平穏な時代がやって来ます。しかし、影ではウルヒテシュプがラムセスの命を虎視眈々と狙っていて…最後の最後までハラハラドキドキさせられ、アーシャやイシス、セラマンナの行動には胸を打たれ…そしてラムセスの最期には涙が止まりませんでした。七十年近く...

ついにエジプトとヒッタイトは和平を結び、平穏な時代がやって来ます。しかし、影ではウルヒテシュプがラムセスの命を虎視眈々と狙っていて…最後の最後までハラハラドキドキさせられ、アーシャやイシス、セラマンナの行動には胸を打たれ…そしてラムセスの最期には涙が止まりませんでした。七十年近くも統治を行うというのは並大抵のことではないでしょう。相当の重責があったでしょうし…。すごいです。国を、民を愛し、そして神々に愛されたラムセス。ラムセスこそがファラオの中のファラオであることは間違いありません。

文庫OFF

友人や親、愛する妻を…

友人や親、愛する妻を亡くしたラムセス。名立たるファラオとして君臨し続けたラムセスにも死期が・・・泣けました。

文庫OFF

「若きファラオとして…

「若きファラオとしてのラムセスは、人々の心を変え、社会全体を卑しさから解放し、人々の心を広げようと願っていた。やがてラムセスは経験を我が物とし、夢が消えさった。人間は偽りと悪に引きつけられる存在から脱しようとしない。信条も信仰も政治も、人間の性格を改めることはできない。正義を行な...

「若きファラオとしてのラムセスは、人々の心を変え、社会全体を卑しさから解放し、人々の心を広げようと願っていた。やがてラムセスは経験を我が物とし、夢が消えさった。人間は偽りと悪に引きつけられる存在から脱しようとしない。信条も信仰も政治も、人間の性格を改めることはできない。正義を行ない、マアトの法を実践すること以外に、混沌をまぬがれる手段はないのだ。」ラムセスの苦悩が、三千年以上経た我々に蘇ります。そして、私にはアーシャの冷静さ、明晰さがとても美しく、哀しかった。

文庫OFF

2024/04/25

あー、読み終えてしまったー。 1~5まで、壮大なスケールの物語だった。 古代エジプトの歴史なんとなく好きだなー、ラムセス聞いた事あるけど実際何した人?…笑。ほぼ無知でこれに手を出したけど、知らなくても楽しめたし、知らないが故に新しい世界に行けたしどんどん吸収できた。 読書の醍醐味...

あー、読み終えてしまったー。 1~5まで、壮大なスケールの物語だった。 古代エジプトの歴史なんとなく好きだなー、ラムセス聞いた事あるけど実際何した人?…笑。ほぼ無知でこれに手を出したけど、知らなくても楽しめたし、知らないが故に新しい世界に行けたしどんどん吸収できた。 読書の醍醐味を味わった。 満たされた。

Posted byブクログ

2020/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学生時代に妹からすすめられて夢中になった一冊です。 古代エジプトの壮大な物語。 ラムセス完結編。 この本との出会いがエジプト史に一層の興味を持たせてくれました。 説明 内容(「BOOK」データベースより) ラムセス在位二十一年目にして、エジプトはついにヒッタイトと和平を結び、富と繁栄を謳歌する平穏の時を迎えた。この平和を揺るぎないものとするために、ラムセスはヒッタイト皇帝の要求を受け入れ、ヒッタイトの皇女をエジプト王妃として迎え入れることを決意する。だが、再び嵐の気配が漂い始めていた。自由の身となったウルヒテシュプがラムセスへの復讐の念に燃えていたのである…。肉親を、友を、そして最愛の人を亡くしたラムセス。やがて、世界最強のファラオといわれた“光の息子”ラムセスにも静かに老いの影が忍び寄ってくる。『太陽の王ラムセス』全五巻、ついに完結。

Posted byブクログ

2020/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ああ、面白かった。読み終わってしまった。 3500年も昔のエジプトの話。文化も地理もよく知らない土地で、ラムセスやその友達がなんと生き生きとドラマチックに描かれていたのだろう。シリーズを読んでいる間、地図を調べたり、王の装束を調べたり、本当に学ぶ事が多かった。 ラムセスがネフェルタリそっくりのメリトアメンを溺愛していて、そばに来て欲しいとお願いしているところはそわそわした。ラムセスは親子婚をしているので、そこがどう描かれるのか、現在の倫理で耐えれるのかずっと気になっていた。 ああー!!儀式の為に!王妃にしかできない役割があるから!亡き母ネフェルタリの代わりで!苦しいけどセーフ。 ラムセスにずっと恋をしているイシス。危なっかしいけど一番大切な選択はいつも間違わない。皆が彼女を王妃として認めたのが彼女の死なんて、悲しい。 こうしてみるとヒッタイトの王女は彼女たちほど良いところが出せなかったな。 「知性の面で脆い」すごい言葉だな!確かに知れば知るほど知識の厚みみたいなものはある。なるほどなあ。 この本を読んで、もっとエジプトの文化的な事を知りたくなったし、同じ作者の本も読みたくなった。

Posted byブクログ

2018/11/11

内容 :  ヒッタイトの皇女を王妃に迎え、両国間の和平の道を模索するラムセス。 だが、水面下でリビアの残党がエジプトの平和を脅かす。 最後の戦いに倒れ、去っていく友人たち、そして訪れる死…。 古代エジプトを描く大ロマンの最終巻。 著者 : クリスチャン ジャック フランスのベス...

内容 :  ヒッタイトの皇女を王妃に迎え、両国間の和平の道を模索するラムセス。 だが、水面下でリビアの残党がエジプトの平和を脅かす。 最後の戦いに倒れ、去っていく友人たち、そして訪れる死…。 古代エジプトを描く大ロマンの最終巻。 著者 : クリスチャン ジャック フランスのベストセラー作家、エッセイスト、エジプト学者。 ソルボンヌ大学で、エジプト学研究の学位を取得。ラ ムセス研究所を設立し、エジプトの景観保存のための運動もしている。

Posted byブクログ

2018/02/10

ラムセス二世の話。やはり前巻までに主だった脇役が退場してしまっているのもあって、「ガス欠」の印象だけが残る最終巻だった。妻や親友の死に際しても「お国のため」と超然としちゃっている主人公に終始違和感を覚えた。

Posted byブクログ

2017/08/27

ラムセス二世の最終巻。 なんだかんだで常に誰かから命を狙われたり、プチ反乱が起こるが、さくっと解決する、みたいなパターンが続く。 あまりにも神格化されていて人間味があまり感じられないが、4000年前とかの話じゃ仕方ないかとも思う。

Posted byブクログ

2017/07/29

長かったラムセスの治世も終わりを告げた。次世代の治世には不安がいっぱい…。まあそれはまた別の話。 ラムセスが超越しすぎていて、もう少し決断に悩む内面も書いて欲しかった気もするが、古代エジプトの世界を垣間見ることができて興味深かった。

Posted byブクログ