眠らない羊 の商品レビュー

田辺誠一(著者)

2024/07/16

ガラスの仮面（漫画）が自身の少女漫画のバイブル。当時はそうでもなかったのですが、ふとドラマを見返していたら田辺誠一さんにハマってしまいまして手に取ってみました。Twitterやブログを見ると、フワフワした面白い人だなぁという印象でしたが、この本でガラッとイメージが変わりました。

幼少期のふとした出来事が今の仕事にどう繋がっているか、という伏線も面白かったです。個人的にはドロップアウトしかけた高校卒業直後（と言いつつモデルとしてしっかり働いていらっしゃいますが）がリアルだなと。ただそこで何となくモデルを続けるのではなく、俳優やクリエイターとしてやりたいことに没頭し、それぞれのフェーズで結果を残しつつも、それに甘んじずに自分を評価してくれる場だけではなく知らない地（ベルリン）で勝負をかけるマインドも素晴らしいです。

何というか、きっとこの人は全ての事象にユーモアを入れて、他人を楽しませる人なんだろうなぁ。感性が尖りつつも、ところどころで人に対する優しさを感じるような素敵な文章を書ける人だなぁ。と、思いました。

2020/06/11

あの頃、田辺誠一さんがお気に入りで、クールなイメージとは裏腹に、（意外と）熱血漢だとわかり読み入りました。面白かった記憶があります。

2013/08/11

友達が「たなべさんカッコイー！」と言っていたとき
あんな大根役者のどこがいーんだろうと思っていたのも懐かしい
最近では立派な俳優さんになったなぁと驚いていたし
なかなかユニークな人らしいとなんとなく聞いていた

そんなわけで読んでみた

子供時代の話もそれなりにおもしろいが
ベルリン映画祭の部分がすこぶるよかった
アキ・カウリスマキとかヴェンダースとか
オ？とオモウ名前も出ていて楽しめた
映画人としての奮闘ぶりは情熱的でうらやましい

ファンじゃなくてもさらっと読めて
笑えたり考えさせられたりがんばろうと奮起できる内容だとオモウ
星は３つ

2012/11/10

田辺誠一さんは、独自の発想力でふざけたり、何か作ってみたいと思ったり、面白いひとだなあ。と思いました。

2009/11/14

何度でも読み返したくなる一冊。

全身全霊で遊びつくした「少年(青年)時代」

期待と不安を抱えつつ映画を作り続けた「監督の日々」

まるで『ベルリン映画祭』という1つの映画を見ているような
波乱の「監督デビュー」！！！

遊ぶ事、創る事、生きる事に全力の1人の俳優のエッセイ。
笑えます。感動します。

2009/10/07

スミくんが登場してる！と思い読んでみる。自分の過去を思い出しながら書く、という作業は意味がありそう。