大江戸化物細見 の商品レビュー
2000年発行、小学館の単行本。江戸時代の黄表紙で化物が主題の作品を解説付きで掲載。ちょっと情けない、人間らしい化物。解説でも少し書いているが、この系譜は漫画の化物に受け継がれているかな。文学の化物は作者の思想が反映するものとなっている気がする。 掲載作:江戸黄表紙『妖怪仕打評...
2000年発行、小学館の単行本。江戸時代の黄表紙で化物が主題の作品を解説付きで掲載。ちょっと情けない、人間らしい化物。解説でも少し書いているが、この系譜は漫画の化物に受け継がれているかな。文学の化物は作者の思想が反映するものとなっている気がする。 掲載作:江戸黄表紙『妖怪仕打評判記』恋川春町=作画、『ばけものつわもの二日替』桜川慈悲成=作 歌川豊国=画、『化物一代記』伊庭可笑=作 鳥居清長=画、『河童尻子玉』十返舎一九=作画、『鬼の趣向草』、図説細見:『豆腐小僧のすべて』、『大頭登場』、『ろくろ首の首尽くし』、『河童の真相』、『江戸のアイドル鬼娘』、他:「化物草紙の妖怪再び」京極夏彦、「物語の中の妖怪たち」アダム・カバット、「図説細見出典一覧」、「化物と文学」(副題 日本化物文学史を目指して)アダム・カバット、「あとがき」
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妖怪って可愛いっす。私はカバットさんのおかげで 豆腐小僧の可愛さに目覚めました。 注釈がとっても斬新かつ大胆です。
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編者の説には色々突っ込みたいし、おいおいと思うところが多々あるのですが、卒論でお世話になったのでまあ一応。絵が大きく載ってて見やすいです。でも、ところどころ勝手に編集してあ・・・る・・・?
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江戸時代、庶民の娯楽として読まれた草紙から妖怪を扱った作品数作を収録、紹介。時に間抜けで時に愛らしい妖怪たちの滑稽な姿。現代でもクスリと笑える内容です。アダム・カバット氏の注釈も面白い。
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編者の説には色々突っ込みたいし、おいおいと思うところが多々あるのですが、卒論でお世話になったのでまあ一応。 絵が大きく載ってて見やすいです。 でも、ところどころ勝手に編集してあ・・・る・・・?
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